FOOD 食の楽しみ。
パンとワイン好きが集いたくなる町、石川・金沢へ。March 12, 2026 /〔PR〕
金沢を初めて訪れるならば、きっと食の目的はお寿司や海鮮という人も多いのでは。伝統的な日本料理や料亭文化の影響もあってか、もともと食文化全体のレベルが高いといわれている町だが、ほかにもまだまだ魅力的な食がある。それはカジュアルな飲食店も同様。そこで知られざる魅力として注目したいのが、ハレのお寿司や海鮮に対して、ケのパンとナチュラルワイン。どちらも金沢のイメージとして浮上してくるわけではないが、それを目当てに訪れる人たちもいるほどだ。おいしいだけでなく店主の美学が細部にまで宿る、何度も通いたくなる4軒へ。
1.ひらみぱん
2011年に『ぱんとお昼と喫茶 ひらみぱん』というカフェをオープンした店主の平見高広さん。開店当時は小さなオーブンでカンパーニュ1種しか焼いていなかったが、今では金沢を代表するパン屋として人気を博している。金沢の酒蔵〈福光屋〉の米麹から酵母をおこしたり、加賀野菜のさつまいも"五郎島金時"を使うなど、石川県の素材を積極的に取り入れたパンづくりに定評がある。▷石川県金沢市長町1-6-11 ☎076-221-7831 8:00~18:00(売り切れ次第、終了) 月休ほか不定休
2.カフェKuriSalo
『NODE犀川』という3室のみの小さなホテル。その1階にあるこのカフェでは、宿泊客以外もおいしいパンの朝ごはんをいただくことができる。東京でパン教室を主宰していたという店主の藤澤恵美さんが、2023年に金沢に移住してこの店をオープン。常時20種類ほどが並び、食パンは小麦や具材の違いで5種ほどの品揃え。カフェでは、マフィンサンドやケーキが1つずつ選べるアソートプレートもある。▷石川県金沢市野町2-30-5 ☎080-3748-8031 10:00~16:00(カフェ15:30LO)月火木金休 ※朝食は8:00からと9:00からの予約制(予約があれば定休日も営業)。
3.伊東商店
もともとお酒が飲めなかったという店主・伊東慧人(あきと)さん。あるとき人生が変わるほどの衝撃を受けたナチュラルワインに出合い、ワインバーを立ち上げるまでにのめり込んだという。もともとワインに精通しているわけではなかったため、先入観がなく、おいしいものはおいしいと、地域やジャンルにこだわらず感じるままに選んでいる。ボトルのストックは約300種。音楽や映画に造詣が深い、店主とのトークを楽しみに集まってくるカルチャー好きも多い。▷石川県金沢市長町3-8-37 ☎︎なし 14:00~22:00(最終入店) 木休ほか不定休 ※支払いは現金のみ
4.iomare
イタリアンやフレンチから中華まで、ナチュラルワインに合うならば、枠にとらわれない料理を提供しているレストラン。さまざまな地域のワインを取り揃えているが、日本ワインも多く、最近では北海道のものに魅力を感じているという。店名はオーナー・荒木和男さんの妻の実家がある北海道に由来し、アイヌ民族の言葉で「酒を注ぐ、酌み交わす」という意味から。▷石川県金沢市高岡町18-2 ☎076-213-9747 アペロ12:00〜16:00(15:30LO、金土日祝のみ)、ディナー17:00〜23:00(22:30LO) 火水休
朝はしっかりとパンモーニング、
夜はナチュラルワインをホッピング。
寿司や海鮮がおいしいと言われている、金沢。だからといって、それだけではもったいない。最近、店の数も増えてきたジャンルとして、パンやナチュラルワインが挙げられる。
金沢にはカンパーニュなどのハード系からお惣菜入りの食事系、さらにスイーツ系まで幅広いパン屋が林立している。なかにはカフェや飲食スペースが併設されているところもあり、おいしいパンをメインとした朝食が食べられるのも金沢の魅力だ。『ひらみぱん』では、「クロックマダム」、「キッシュ」、「アボカドのデュカトースト」などのメニューから選べる。常時30〜40種あるパンもイートインできるので、ビストロメニューとともに食べる人が多いという。『カフェKuriSalo』の朝食はトーストが中心。そこに使われている食パンが売りで、店頭販売でも早めに売り切れてしまうほど。特に北海道の〈吉原農場〉から直接仕入れている小麦粉"キタノカオリ100"で焼いた食パンはもちもちの仕上がり。パン好きを虜にしている2軒はぜひチェックしておきたい。
夜になればレストランからワインバー、ワインショップまで、ナチュラルワインを専門に扱う店が多い金沢。以前は数店舗のレストランしかなかったが、ここ数年でさまざまな業態が増えた。ナチュラルワインがそもそも持つ、枠にとらわれない自由さを店で体現しているのがワインバー『伊東商店』。濃厚で重い味からジュースのような軽いものまで、幅広く取り揃えていて、常にお客さんと話しながら好みに合わせたものを提供してくれる。またレストラン『iomare(イオマレ)』のセレクトにも注目したい。グラスワインは常時10種ほどあり、生産本数が少ない小規模ワイナリーのものも揃えているのが魅力。隣には、オーナーの妻でソムリエである荒木佐保里さんが店主を務める『Wineshop Brücke(ブリュッケ)』があり、レストランで飲んだワインの説明をより詳しく聞いたり、在庫があれば購入も可能だ。
旅における非日常な体験ばかりではなく、日常で行くようなケのジャンルの店を知ることで暮らすように町をめぐることができ、何度も訪れたくなる。そんなパンやナチュラルワインが金沢にある。
photo : Hiroki Tagawa text : Tomohiro Okusa 編集協力:金沢市観光協会




























































