デザインディレクター、柳本浩市さんを 追悼する展覧会が自由が丘で開催されます。Issue 52 / April 28, 2017

STOCK展_柳本浩市_02
世界各国の牛乳パック。無印良品 池袋西武 企画展「STOCK展」より 柳本浩市 自宅 Photo : Gottingham

稀代の“アーキヴィスト”
柳本さんが残してくれたもの。

2016年3月に急逝されたデザインディレクターの柳本浩市さん。2002年に出版やプロデュースを行うレーベル「Glyph.(グリフ)」を立ち上げ、出版や企業との商品開発、展覧会プロデュースなどを手がけた他、多様なジャンルの収集家としても知られ、その収集物と膨大な知識量を生かした活躍が期待されていました。今回、柳本さんの残したアーカイブを公開する展覧会「柳本浩市展 “アーキヴィスト 柳本さんが残してくれたもの”」が、東京・自由が丘の「six factory」で開催されます。

アーキヴィストとは、「ものを収集し、整理し、その価値を見きわめてアーカイヴをつくり、未来へ発展させていく人」のこと。本展では、柳本さんが自ら作成し、保管していた貴重な資料ファイルを公開。来場者は実際に手に取って内容を見ることができます。また、世界各国のスーパーマーケットや郵便局をまわって柳本さんが収集した、食品パッケージや洗剤などの容器、配送用ボックスなど、様々なアイテムが展示されます。会場では、本展に合わせて製作された冊子「YANAGIMOTO KOICHI – ARCHIVIST’ S VISION」(2000部限定)も販売。柳本さんの活動を振り返るとともに、その活動から未来を考えるまたとない機会。4月29日〜6月4日までの開催です。お見逃しなく。

EVENT INFORMATION

柳本浩市展 “アーキヴィスト 柳本さんが残してくれたもの”

会期:4月29日(土)~6月4日(日)
場所:six factory (東京都目黒区八雲3-23-20)
開場時間:12:00〜18:00 会期中無休
入場料: 一般500円、大学生200円(学生証提示)、高校生以下無料
www.facebook.com/Yanagimoto.Koichi.Exhibition/

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