精巧なつくりで人々を魅了する「組木展」開催。Issue 39 ／ September 28, 2016

明治20年創業の老舗〈山中組木工房〉の、
高度なデザインと巧みな技術がつまった組木が並ぶ。

連載「&NICHIYOHIN」で世界中の個性豊かな日用品を紹介している郷古隆洋さんのショップ〈BATHHOUSE〉で、10月1日（土）より「組木展」が開催される。これは小田原にある老舗工房〈山中組木工房〉による組木を一堂に集め、展示販売するもの。「まるでオブジェのような幾何学を中心としたそれらの形は、パズルというよりはスカルプチャーに近いアート作品のよう」と郷古さん。特に、5年前に組木の製作を引退した4代目・山中成夫さんの作品は、柳宗理やカイ・フランク、ブルーノ・ムナリなど、国内外のデザイナーたちがファンであることを公言していたことでも知られる。今では貴重な組木パズルを購入できるこの機会を、どうぞお見逃しなく！　組木の精巧な造形はもちろん、店内にずらりと並べられた郷古さんのコレクションも必見だ。