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香り高い紅茶は洗練されたティーセットで。作家の手仕事を感じられる、紅茶の道具。March 09, 2026
17世紀にオランダ東インド会社を通じて中国から茶葉がヨーロッパに輸出され、18世紀にはイギリス東インド会社が茶貿易を独占。以来、イギリスは世界屈指の紅茶文化を持つ国に。ブレックファストティー、アフタヌーンティーなどで知られるようにイギリスで紅茶は、生活の時間割と深く結びついている。そして、日本には明治20年に茶葉が輸入され、昭和になると一般にも普及した。ヨーロッパとアジアがミックスした紅茶は、エキゾチックな魅力があり、味や香りだけでなく、その背景も道具を通して満喫したい。
&Premium144号(2025年12月号)「コーヒーとお茶と、わたしの時間」より、紅茶の道具を紹介します。
鎌田奈穂のティーストレーナー、ティーストレーナーカップ

器やカトラリー、茶道具を中心に作品づくりをしている金工作家。純銀のティーストレーナーは、手に持ったときにしっくりとくる重さがあり、手作業によるパンチング穴は、細かなリーフも漉せる小さな丸穴に。カップとセットでどうぞ。ティーストレーナー¥25,300、ティーストレーナーカップ¥22,000(ともに鎌田奈穂)
安藤雅信のティーカップ、ソーサー

紅茶の琥珀色や黄金色を際立たせる青白艶釉が掛けられ、揺らぎのある輪花口縁は香りや蒸気を拡散。また、安藤の特徴でもある高台や底面にも釉薬を掛け、造形として一体に見えるよう意匠をまとめている。洗いやすく水切れの良さも備える。オランダティーカップ¥6,050、クローバーソーサー¥4,950(ともにギャルリ百草 ☎0572−21−3368)
サイヤ・ハルコのクリーマー

フィンランドを拠点に活躍する陶芸家・デザイナー。マットなテクスチャーで素材感を生かすデザインを得意としている。静かな佇まいのクリーマーにはミルクを入れて、紅茶のセットに加えたい。クリーマーとしてだけでなく、食卓に置く小さな花入れとしても使える。LOKKI[約W9.5×D7×H8㎝]各¥9,020(ディエチ ☎06−6882−7828)
李 英才のティーポット

1987年にドイツの伝統的な工房〈マルガレーテンヘーエ工房〉のディレクターに就任。以来、食器を中心に制作し、40年近く色や形を変更せず、一貫性を保持している。2〜3人分の容量があるティーポットのユニークな造形は、幾何学を起点とする設計を意識している。¥60,940(マルガレーテンヘーエ工房/サビタ ☎011−621−2400)
絲室のティーコゼ

インドの手紡ぎ手織りの布、カディを使って、布の持つ空気感、硬さや柔らかさなどをコラージュした布作品を手がける、磯部祥子主宰の〈絲室〉。ふんわりとしたきめ細かな手触りが心地いいティーコゼは、パッチワークを施したインドシルク製。冬の寒い夜でも紅茶を温かくキープしてくれる。各¥9,900(絲室)
nikke 日渓美佐江のティースプーン

京都を拠点に主に真鍮や銀を使った金属のカトラリーを制作。実用と装身具の両方を兼ね備え、心をときめかせる美しさがある。真鍮のティースプーンは、使うほどに深みが増していき、経年による変化を楽しむことができる。右/バゲットカット スプーン¥9,900、左/ローマンズ スプーン¥8,800(ともにスターダスト info@stardustkyoto.com)
森岡希世子の ティーポット、ティーカップ&ソーサー

石川・金沢にて作陶。白磁や透光性を生かした磁器作品を制作する。ろくろ形成した後、無釉にて焼き、表面をサンドペーパーなどで磨き上げることで、光を透かすような薄く繊細な質感に仕上げている。カップは浅めの形状で、紅茶の湯色を美しく映す。ティーポット¥18,150、ティーカップ&ソーサー¥8,800(ともにカグワ)
photo : Satoshi Yamaguchi styling : Emiko Furuse edit & text : Wakako Miyake






























