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雑音のない端正なデザインで、朝のコーヒーを。作家の手仕事を感じられる、コーヒー道具。March 08, 2026
朝、この一杯で目覚めるという人も多いコーヒー。マシンがあったり、フレンチプレスやマキネッタがあったりと、コーヒーの淹れ方はさまざまだが、ここではハンドドリップするための道具を中心に集めてみた。新鮮な豆を挽き、丁寧にドリップしていくうちにだんだんと体も気持ちもシャキッとしてくる。淹れたてのコーヒーをお気に入りのカップに注げば、今日一日を機嫌よくスタートできるはず。コーヒーに愛を持つ作家が作るアイテムは、そんな日常のルーティンをさりげなく応援してくれる。
&Premium144号(2025年12月号)「コーヒーとお茶と、わたしの時間」より、作家の手仕事によるコーヒー道具を紹介します。
吉田直樹の竹ドリッパー

高温と圧力で竹を蒸し焼き状にする炭化竹を使ったコーヒーフィルターは、防虫・防カビ効果があり、塗料などを使用していないので口にしたときも安心。ペーパーなどは使わず直接、粉を入れてドリップ。まろやかな味わいが楽しめる。コーヒー約4杯分の粉が入る。竹ドリッパー¥19,800(吉田竹物/くるみの木 カージュ ☎0742−20−1480)
竹俣勇壱の コーヒーフィルターハンガー

石川・金沢を拠点に、カトラリーをはじめとした生活道具を制作する金工作家によるもの。構造はシンプルだが、収納に困りがちなペーパーフィルターを取り出しやすくホールドしてくれる、スマートな道具だ。ネジで壁に固定できるので、オブジェ感覚で取り付けたい。真鍮とステンレスの2種類。各¥3,080(アウトバウンド)
永木 卓のアイスコーヒーグラス

長野・松本に吹きガラス工房を構える〈リトグラス〉の永木卓は、自身の器を“もの静かに佇み受け入れ、寡黙であり、空っぽである”という。マウスブローによる脚付きグラスは、氷を入れたときのカラカラという静かな音も含めて、おいしさを際立たせてくれる。右/¥7,920、中・左/各¥7,700(以上RITOGLASS/プール)
三浦ナオコの コーヒーポット、カップ、ソーサー

アンティークのような風情がある黒白の掛け分けによるポットやカップは、制作過程の偶発的な現象も取りこぼさないという、岐阜・多治見の陶芸家である三浦の作品。円柱形のカップは、コーヒーの芳醇な香りをストレートに伝えてくれる。コーヒーポット¥18,700、カップ¥3,300、ソーサー¥3,850(以上ドワネル ☎03−3470−5007)
岩田哲宏のキャニスター

東京を拠点に作陶する陶芸家のキャニスターは、軽さも特徴。磁土と陶土をミックスした半磁土に貫入の入らない光沢のある透明釉が掛けられている。密閉できるので豆の保存にぴったり。右/キャニスターHIGH iw−3[約W97×D85×H150㎜]¥16,500、左/キャニスターLOW iw−2[約W93×D80×H73㎜]¥13,200(ともに季の雲 ☎0749−68−6072)
秀野真希のドリッパー、サーバー、マグ

揺らぎを感じさせるフォルムが特徴的な、京都の陶芸家によるコーヒーツール。ドリッパーとサーバーは参考商品で、陶器でも抽出量を見ながら淹れられたら、と発案し改良を重ねているアイテム。優しい色合いも朝に似合う。ドリッパー¥15,400、サーバー¥17,600*ともに参考価格、マグ小グレー¥4,730(以上秀野真希 Instagram@maki_shuno)
中根 嶺のコーヒーケトル

主に金属を用いて日用品やオブジェを作る中根嶺による銅製のケトルは、一枚の銅板から手打ちで形成されている。湯量を制御しやすい細い注ぎ口で、繊細なドリップを手助けしてくれる。また、単なる道具としてだけでなく、空間に馴染むデザイン性も意識した雰囲気のある一品。[800㎖]¥104,500(Ren info@ren-craftwork.com)
photo : Satoshi Yamaguchi styling : Emiko Furuse edit & text : Wakako Miyake































