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写真家・根本絵梨子さんによる写真展「Tramping Te Araroa and more!」が『e2 gallery』にて開催。June 13, 2025

ニュージーランド、70日間の愛おしい記憶。
『&Premium』本誌をはじめ、雑誌や広告など多方面で活躍する写真家・根本絵梨子さんによる写真展「Tramping Te Araroa and more!」が、駒沢公園前の『e2 gallery』にて6月13日(金)〜6月22日(日)に開催される。
ライフワークとして国内外の山を歩き、年に1か月ほどは山小屋で働くという根本さん。本展では、2023年末から70日間、ニュージーランドのロングトレイル「テアラロア」を1400km歩き、その後1か月の旅で撮影したフィルム写真を展示する。旅で使ったフィルムの数は250本。なかには、これまでに発表してきた抽象的な風景写真に加え、トレイルで出会ったハイカーや、一緒に歩き続けた仲間などの人物写真も含まれる。
展示の開催に寄せて、根本さんはこう語る。
1週間の食料とたくさんのフィルムを詰め込んだ約20kgのバックパックを背負い、ただただ歩けるだけ歩く毎日。傷だらけで日焼けで真っ黒な脚。数え切れないほどの川を渡り、乾くことのない靴。膝まで埋まる泥の中を歩いた2日間。スマホより大事な山小屋のノートや枝や石。愛おしい記憶は美しい景だけではなかった。
私が持っているものは自分の体と、バックパックと仲間だけになった。着替えさえ要らなくなり手放した。水の音、風の匂い、雲の動き。大切なものは目に見えるもの、手に届くもの。それだけで十分。歩いて生きて写真を撮る、それだけになった私はとても幸せだった。
会期2日目の6月14日(土)18時からは、ゲストにトレイル研究家・コンサルタントの勝俣隆さんを招いてトークイベントを開催予定。
ニュージーランドの厳しくも美しい自然の中で、根本さんは何を見て、感じたのか。ぜひ、足を運んで確かめてほしい。
根本 絵梨子 ERIKO NEMOTO写真家
2010年にオーストラリア留学を経験。その後、スタジオアシスタントを経て写真家として独立。アウトドア関連の撮影だけでなくファッション写真の分野でも活躍。海外への旅の経験も豊富で、アルゼンチン、ニュージーランド、アメリカ、アフリカなど世界中を巡り、美しい風景をフィルムに焼き付けている。日本の山々への造詣も深く、年に1か月ほど『白馬山荘』で働く。
Event Information根本絵梨子 写真展 「Tramping Te Araroa and more!」

会期: 2025年6月13日(金)~22日(日) ※6月17日(火)休
時間: 平日13:00-19:00 土日祝10:00-18:00
会場: e2 gallery(東京都世田谷区駒沢4丁目14-13 2F)
※6月14日(土)トークイベントの入場料¥500