NEKO
〈ドコノコ〉と一緒に猫の習性を学びました。まぶしい寝Dokonoko / February 21, 2019
まぶしい寝
「目隠し寝」とも呼ばれるかわいいしぐさ。これは「まぶしい」か「温まりたい」かどちらかの理由からする行動と思われます。夜行性の猫の目は、人間よりずっと光を感じやすくなっています。まぶたを閉じても光を感じてしまうので、昼間や、夜、電気が煌々とついている部屋で寝ていると、自然と前足で目を覆ってしまうのです。「どのくらいまぶしいのですか?」と聞かれると、「雪山でサングラスをつけずにスキーをするくらい」でしょうか。きっとかなりまぶしいはずです。「じゃあまぶしくない場所で寝ればいいのに……」と思いますが、気持ちよく寝ていると、移動するのが億劫なこと、人間にもありますよね。とくに蛍光灯の光はチカチカして苦手なようなので、注意してあげるといいかもしれません。

片手で両目を隠すとは、なかなか横着な猫様ですね(笑)。寝返りを打つついでにうつ伏せになって光を遮ることもあります。

前足ではなくしっぽで目隠しする”しっぽアイマスク”! 寒いときはしっぽで鼻を覆って暖をとることもあります。

手をクロスして顔全体をしっかり覆う完全防御の体勢! 鼻まで覆うときは寒さのため冷気を遮ろうとしている場合もあります。

はじめはちゃんと目隠ししていたはずが、熟睡するにつれてずれてしまったのかな? 気持ちよく寝ている証拠ですね。

お腹を少し見せて、リラックスして寝ています。周囲が明るいので、昼寝かな? 陽だまりで寝たいけど……まぶしい。

よく見ると、ちゃんと枕をして寝ていますね。いくらまぶしくても、お気に入りの寝床なのでしょう。必死の抵抗です(笑)。

〈ドコノコ〉について
糸井重里率いる〈ほぼ日〉が運営するペットアプリ。一緒に暮らしている犬や猫を登録すれば写真やコメントをつけて投稿でき、世界中のコの写真を見ることができる。投稿した写真はブックに保存されるので、愛猫や愛犬の思い出帳としても。毎日更新される編集部からのおすすめ動画も楽しい。dokonoko.jp

監修・今泉忠明
動物学者
text : Yuriko Kobayashi illustration : Shapre
※『&Premium』No. 45 2017年9月号より