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〈ドコノコ〉と一緒に猫の習性を学びました。箱入りDokonoko / February 21, 2019

箱入り

宅配便を開封するやいなや、ちゃっかり箱に収まっている猫。とにかくもう、猫は箱が大好きです。その理由は野生時代、木の洞や岩の割れ目など、暗くて狭い場所を寝床にしていたから。自分の体が密着するスペースに本能的に安心感を覚えるのです。寝床はなわばり内にたくさんあればあるほど安心ですから、新しい箱が登場するとすかさず中に入って、居心地をチェックするというわけ。「せっかく素敵なカゴを買ったのに、ボロボロの段ボールにばかり入る(涙)」とお嘆きの飼い主も多いと思いますが、もしかしたらカゴのサイズが大きいのかもしれません。見た目の素敵さよりも、猫は体がぴったりフィットするサイズ感を優先します。全身が密着する、ちょっと小さめの箱が大好きなんです。

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まり Mari  ♀
「ほんとはもう少し深さが欲しいけど、とりいそぎ入っておきました」って感じですね(笑)。お顔に反してくつろぎ中です。
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みけ子 Mikeko  ♀
おっと、これは箱が崩壊寸前! 猫は未来のことを考える能力はないので、箱が完全に壊れるまではれっきとした箱なのです。
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ふく Fuku  ♂
まさに「お気に入りの風呂桶」といった感じ。耳が立っているので、目線の先に何か見つけたのでしょう。まさか、のぞきか!?
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ラヴィ Ravi  ♀
猫の耳が下がっているのは和んでいるサイン。ちょっと狭いけど、これくらいの密着感がたまらなく好きなんでしょうね。
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武蔵野(むさ&しの) Musa & Shino  ♀
2匹が同じ行動をするのは「同調」といって、仲良しの証し。片方が先に入ったので、もう一匹も真似しちゃったのでしょうね。
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りん Rin  ♂
だいぶ窮屈そうですけど、本人はいたってご満悦。体が何かに触れていると安心するのは、子猫時代の名残でもあります。
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〈ドコノコ〉について

糸井重里率いる〈ほぼ日〉が運営するペットアプリ。一緒に暮らしている犬や猫を登録すれば写真やコメントをつけて投稿でき、世界中のコの写真を見ることができる。投稿した写真はブックに保存されるので、愛猫や愛犬の思い出帳としても。毎日更新される編集部からのおすすめ動画も楽しい。dokonoko.jp

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監修・今泉忠明
動物学者

いまいずみ・ただあき/日本動物科学研究所所長。上野動物園動物解説員を務め、現在は静岡県「ねこの博物館」館長。『猫はふしぎ』(イースト・プレス)など著書多数。
text : Yuriko Kobayashi illustration : Shapre
※『&Premium』No. 45 2017年9月号より
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