作家・朝吹真理子さんの新刊エッセイ『だいちょうことばめぐり』が刊行。『銀座百点』の人気連載が書籍化。 / February 11, 2021
言葉を彩る、アーティスト・花代さんの情緒ある写真にも注目。
作家の朝吹真理子さんが、東京・銀座のタウン誌『銀座百点』の人気連載をまとめたエッセイ集『だいちょうことばめぐり』(河出書房新社)を刊行した。
「だいちょう」とは、歌舞伎の脚本の「台帳」のこと。学生時代から銀座・歌舞伎座に通い、台帳を読み込むようになった著者が、歌舞伎の言葉を巡りつつ日々の出来事を追想し、エッセイを綴った。著者が暮らしの中で感じたことが、古くより今に残る歌舞伎の物語のフィルターを通して振り返られることで、読み終えたときに時空を超えたような感覚が訪れる。
朝吹さんの言葉と紙面で共演するのは、アーティスト・花代さんの写真。どこか儚さを感じさせるビジュアルが、朝吹さんの言葉を一層豊かにしている。購入はこちらから。