EVENT いま訪れたい場所、見たいもの。
デンマークの次世代を担うデザイナー、リッケ・フロストが来日。『カール・ハンセン&サン 東京本店』にて、行正り香とトークイベントを開催。March 18, 2025 /〔PR〕

〈カール・ハンセン&サン〉より「サイドウェイ・シリーズ」を発表したインテリアデザイナー、リッケ・フロストが来日。3月22日(土)に決定した、空間デザイナー・料理研究家の行正り香とのトークイベントを前に、リッケと〈カール・ハンセン&サン〉の歩みを振り返る。
”円”から生まれた、新しいコンセプトのリビングインテリア。

2004年に自身のスタジオをデンマーク・オーフスに設立したリッケ。彼女と〈カール・ハンセン&サン〉の協業は、その15年後のあるテレビ番組がきっかけだった。
デンマーク国営放送DRのリアリティーショー「Danmarks næste klassiker(次世代のデニッシュ・クラシック)」に参加した彼女は、「次世代に残るような名作ソファを”3週間”で製作せよ」というお題に対して「サイドウェイ・ソファ」を完成させた。その段階ですでに、現在〈カール・ハンセン&サン〉で販売されている同モデルをほぼ再現しており、完成度の高さにソファ部門において最優秀作品を受賞したのだった。
「サイドウェイ・ソファ」で彼女がかなえたかったのは、自然と会話が弾む家具。アシンメトリーにカーブした座面は、そこに座る人同士が斜めに向き合い、リラックスした雰囲気でコミュニケーションが取れるようにデザインされている。
製作当時のコンセプトスケッチには2つの円が描かれ、ソファを中心に人と人とが有機的につながる様子がシンプルに表現されていた。
「私はよくデザインに円形を用います。円には人を招き入れるようなイメージがあり、結びつき、調和、バランスといったプラスの感情や、ポジティブな印象を感じられるのです」

「サイドウェイ・ソファ」は、テレビ番組で発表された段階で背面にペーパーコードがあしらわれており、製品化するにあたってはさらに、アシンメトリーなベースを木材で再現する必要があった。高度な技術を必要とするなか、リッケが頼ったのが〈カール・ハンセン&サン〉のクラフトマンシップだった。
熟練した職人たちとの協業によって、2020年に第1弾として「サイドウェイ・ソファ」を発表。「Petal ランプ(日本未発売)」、サイドウェイ・フットスツールと続き、昨年発売されたサイドウェイ・ラウンジチェア、サイドウェイ・コーヒー テーブルと合わせて現在の「サイドウェイ・シリーズ」が構成されるに至る。
シリーズ家具が増えるこの段階でも、キーとなるモチーフになったのは円。それぞれの円が有機的に関わり合う様子を描いたコンセプトの図からは、ソファでは1対1だったコミュニケーションが、テーブルを囲んで3人、4人と増えていく様子がうかがえる。
「デバイスを置いて、その場を楽しむ」。そんなリッケの考えが落とし込まれた「サイドウェイ・シリーズ」は、現代、そしてこれからの暮らしで大切なことを明快にした。
「The Next Classic」といえるデザインを生み出し、ウェグナー、モーエンセンらとコレクションで並び立つリッケは、デンマークデザインの歴史を紡ぎ、次世代を担う存在。そんな彼女の初来日がこの3月に実現する。
移転オープンした『カール・ハンセン&サン 東京本店』でのトークショー。
3月22日(土)に、カール・ハンセン&サン 東京本店にて開催されるトークショーのタイトルも「The Next Classic」。空間デザイナーや料理研究家など様々な顔を持ち、食と暮らしとをトータルで提案している行正り香をモデレーターに、リッケと〈カール・ハンセン&サン〉の協業や、リッケがインテリアデザインにおいて大切にしていることなどについて語られる予定だ。クエスチョンタイムも用意され、老舗ファクトリーが注目する新しい才能がいま考えていることに直接触れられる機会をお見逃しなく。
申込みは〈カール・ハンセン&サン〉のWEBサイト内特設ページから。

The Next Classicリッケ・フロスト × 行正り香 トークイベント
日程:2025年 3月 22日(土)
時間:①13:00~14:30/②16:00~17:30
*2セッションは同じ内容となります。
*店舗は通常営業中となります。
会場:カール・ハンセン&サン 東京本店
東京都港区北青山3-5-12 JRE青山クリスタルビル1F