INTERIOR 部屋を整えて、心地よく住まうために。
伝統と革新を重ねる、〈カール・ハンセン&サン〉のものづくり。TRADITION & INNOVATION with Carl Hansen & SønNovember 20, 2024 /〔PR〕
ハンス J. ウェグナーの誕生から110周年の今年、〈カール・ハンセン&サン〉から、ひとりの女性デンマーク人デザイナーによる新作が発表された。
デニッシュモダンにおける偉大な巨匠と、次なる歴史を紡ぐ新星。老舗ファクトリーの現在地をミラノとコペンハーゲンからレポート。
MILANO _ Milano Design Week
4月に開催されたミラノ デザインウィーク中、リッケ・フロストの新作 Sidewaysシリーズを中心にお披露目。
COPENHAGEN _ 3daysofdesign
ブランドの"ホーム"であるコペンハーゲンのデザインフェスティバル『3daysofdesign』。ここではハンス J. ウェグナーが手がけた家具が一堂に会したインスタレーションが催された。右/1949年、ウェグナーが〈カール・ハンセン&サン〉のために初めてデザインした椅子のひとつ「CH24」(右から2脚目)。以来、ダイニングチェアをはじめラウンジチェア、ロッキングチェアなどCHシリーズはブランドの代名詞に。左/ペーパーコードの什器で展示されたのは、1962年にデザインされた「CH36」。当時の新聞紙に包まれたファーストモデル。
新作と名作、両方に共通するクラフトマンシップ。
〈カール・ハンセン&サン〉が今年、ミラノとコペンハーゲンで出展した2つの見本市。前者で主役となったのが、女性デンマーク人デザイナー、リッケ・フロストのSidewaysシリーズだった。数々のデザイン賞に輝いてきたキャリアを持つリッケは、2019年、デンマークの公共放送DRのリアリティショー『次世代のデニッシュ・クラシック』に参加。「次世代に残る名作デザイン」をテーマに短期間で家具を創り上げる番組の中で、サイドウェイ・ソファが生まれた。伝統的な素材を使いながら、現代の暮らしに寄り添う家具を提案してきたリッケ。木材やペーパーコードを扱うにあたり高度な技術が求められるSidewaysシリーズの生産が、〈カール・ハンセン&サン〉のファクトリーに委ねられたのは必然だった。
一方、コペンハーゲンで披露されたのは、ハンス J. ウェグナーの生誕110周年を祝う展示。そこでは彼の遺した名作が様々な手法でひもとかれた。〈カール・ハンセン&サン〉のために初めて手がけたCH22から26までの5脚、“The First Masterpieces”の並ぶ空間や、ベンチやハイスツールなど、彼の作品の数々を床から天井まで壁いっぱいに展示した一角、ペーパーコードの什器で魅せる名作椅子など……、自らの手で家具を組み上げ、何度も試行錯誤を繰り返した"職人"としてのウェグナーの顔が窺える内容だ。〈カール・ハンセン&サン〉が今に継承しているのもまた、彼のデザインだけではなく、職人としての態度そのもの。リッケという新たな才能が頼りにしたクラフトマンシップのルーツが、ここにあるように感じられたのだった。
リッケ・フロストがデザインした「Sidewaysシリーズ」について、もっと詳しく。
Opening Information『カール・ハンセン&サン 東京本店』が12月13日(金)にグランドオープン。
東京・表参道に〈カール・ハンセン&サン〉の新たなフラッグシップストアが誕生。表参道駅より徒歩2分という好アクセスで、販売スペースは約500平米と広々。豊かなショッピング体験を約束する場所のオープンを、ぜひお見逃しなく。
住所:東京都港区北青山3-5-12 JRE青山クリスタルビル1F
問い合わせ:tokyo@carlhansen.jp
営業時間:11:00〜19:00
定休日.:無休(年末年始休あり)
●問合せ/カール・ハンセン&サン 東京本店 carlhansen.com