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キヤノンギャラリー50周年を記念して、浅田政志写真展が開催。June 23, 2023 /〔PR〕
品川からスタートし、銀座、大阪の全国3ヶ所で順次開催。
1973年2月に東京・銀座の地に開設し、今年50周年を迎えた「キヤノンギャラリー」。1975年には大阪に、2003年からは東京・品川にも拠点を構え、半世紀に渡って写真・映像文化への貢献を目的とした、フォトグラファーの表現活動をサポートする多種多様な写真展を開催してきた。現在、開設50周年の節目を記念した一連の企画展示「キヤノンギャラリー50周年企画展」を順次開催中。その第二弾となる浅田政志写真展が、6月24日よりスタートする。
浅田政志写真展は、まずは品川の「キヤノンギャラリー S」で「Canon Colors」というタイトルの写真展から始まる。ここでは、浅田さんの愛機であるカメラ「EOS R5」に「故郷を見せてあげたい」という思いから、全国のさまざまな地域や部門で働く〈キヤノン〉グループの社員15名を取材。被写体となった社員の思い出のカメラやレンズを使用して撮影した写真を彼らの生い立ちや会社生活をまとめたテキストを交えて展示する。まさに展示タイトル「Canon Colors」が表すように、色鮮やかなカラーを持った人々の素顔や人となりが真っ直ぐに、生き生きと伝わってくる。また、写真集『浅田家』でも知られる浅田さんの家族写真の新作も展示されるほか、浅田さん演出のフォトスポットで記念撮影ができるなど、盛りだくさんの内容で迎えてくれる。
7月4日からは「キヤノンギャラリー銀座」にて、家族が集合しない新しい家族写真の試みへとトライするシリーズ「私の家族」の展示がスタート。ひとつの家族を複数枚に分けて撮影した写真と、被写体本人たちによる文章で構成した新しい家族像を表現した本シリーズは東京では初めての展示となり、9組の家族を捉えた作品が会場に並ぶ。また、大阪では同日より、「Canon Colors+一点」と題して、キヤノンで働く社員15名を捉えた作品と、浅田さんが所蔵する家族にまつわる写真が入った額やペンダントなど私物コレクションを展示。3つの会場で内容も異なるため、それぞれに足を運んで浅田さんの作品世界を堪能したくなる、魅力的な企画展だ。
50年の歴史の中で、多くの写真家の表現活動を支援し、来場者にとっても写真を身近に感じられる交流の場として、写真文化の発展に寄与してきた「キヤノンギャラリー」。写真の楽しさや可能性、それを支える人々の想いを、ぜひ会場で体感したい。
浅田政志 Masashi Asada
写真家。1979年三重県生まれ。日本写真映像専門学校研究科を卒業後、スタジオアシスタントを経て独立。2009年、写真集「浅田家」(2008年赤々舎刊)で第34回木村伊兵衛写真賞を受賞。2010年には初の大型個展、「Tsu Family Land 浅田政志写真展」を三重県立美術館で開催。2020年には著書の「浅田家」、および「アルバムのチカラ」(2015年赤々舎刊)を原案とした映画『浅田家!』が全国東宝系にて公開され、10年ぶりの新作、「浅田撮影局 まんねん」(2020年青幻舎刊)と「浅田撮影局 せんねん」(2020年赤々舎刊)を発表。新作個展「浅田撮影局」をPARCO MUSEUM TOKYO、「だれかのベストアルバム」を水戸芸術館で開催した。http://www.asadamasashi.com/
浅田さん自身が解説する、写真展紹介動画はこちらから。
INFORMATION
●会場・開催期間
キヤノンギャラリー S (品川) 2023年6月24日(土)~8月7日(月)
キヤノンギャラリー銀座・大阪 2023年7月4 日(火)~7月15日(土)
●各ギャラリーの開催概要
〇住所
キヤノンギャラリー S(東京都港区港南2-16-6 キヤノン S タワー 1F)
キヤノンギャラリー銀座(東京都中央区銀座3-9-7)
キヤノンギャラリー大阪(大阪市北区中之島3-2-4 中之島フェスティバルタワー・ウエスト1F)
〇開館時間:品川 10時00分~17時30分
銀座 10時30分~18時30分
大阪 10時00分~18時00分
○休 館 日:品川 日曜日・祝日
銀座・大阪 日曜日・月曜日・祝日
◯入 場 料:無料
関連イベントとして、7月8日には「キヤノンホール S」と「キヤノンギャラリー銀座」にて、スペシャルトークイベントとギャラリートークを開催予定。詳細はWEBサイトにて確認を。
問合わせ/キヤノンギャラリー S ☎︎03-6719-9021