EVENT いま訪れたい場所、見たいもの。
30年に渡り、世界中を旅してきた高木由利子さんの写真展を東京・渋谷『Bunkamura ザ・ミュージアム』で3月29日 (日) まで開催中。March 18, 2026
伝統服を纏った人々から醸し出される"生き様"を捉えた作品の数々。
国内外で活躍する写真家・高木由利子さんの写真展が、東京・渋谷の複合文化施設『Bunkamura ザ・ミュージアム』で2026年3月29日(日)まで開催されている。高木さんが東京の美術館で個展を開くのは、今回が初めてだという。今回の展示は、世界各地の伝統服の美しさを探求したシリーズ《Threads of Beauty》に焦点を当てたもの。"ファッションとは?"という問いを軸に、30年にわたり世界を旅して撮影した作品から約100点を厳選。「世界の紳士と婦人」「帽子を被っている人」「柄柄」など、共通点をもった8つのテーマ(村)にわけて構成されている。
空間の構成を手がけたのは、建築家の田根剛さん。約40年にわたり多くの展覧会を支えてきた会場の歴史に光を当て、仕切りの壁を取り払い、コンクリートや空調ダクトをあえて露出させている。そこに、竹和紙にプリントした写真を一枚ずつ手作業で縫い付けた布を配置。泥染めのファブリックを使用するなど布選びにもこだわっており、動きのある柔らかな質感と無骨な空間の対比が印象的な空間だ。また、会場で使用しているアクリルボックスやカーペットは、過去の展覧会で使用されてきた物品をリユースしたもの。コラボレーターたちの美意識や環境への配慮が隅々にまで行き渡っている。
渋谷にちなんだ映像作品も上映。

展示の終盤には、コロナ禍前の渋谷の人々と、展示の被写体を対にした新作の映像作品《同時多発的服飾 SHIBUYA × THE OTHER SIDE》を上映。さらに会場内には、東京・銀座『森岡書店』が出店し、高木さんの新刊の写真集や、ファッションブランド〈amachi.〉とのコラボレーションアイテムなども販売。
「渋谷ファッションウィーク」と共催しているため、渋谷駅のハチ公前広場から会場に至るまで、街中のビルボードやフラッグが高木さんの作品で彩られている。伝統服を纏う人々の姿を通じて、その生き様や作品が包み込む世界を追体験できる貴重な機会となるだろう。
Event Information「高木由利子 写真展 Threads of Beauty 1995-2025 ― 時をまとい、風をまとう。」
日時:2026年3月10日(火)~3月29日(日)
時間:13:00~20:00(最終入場19:30まで)※会期中無休
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura B1F




































