BOOK 本と言葉。
〈ビュリー〉から、19世紀のパリジェンヌにフォーカスした美の指南書が発売。March 03, 2025
主人公は19世紀のパリジェンヌ。
〈オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー〉から届いたのは、美にまつわる書籍『美しくある秘訣』。19世紀末頃の華やかなベルエポック時代に生きたパリジェンヌにフォーカスし、彼女たちがどのようにして世界中の憧れの的であり続けたかを探り、実践していた美容術やルーティンなどの美容にまつわるアドバイスを一冊にまとめている。
本書は美しさを手に入れるための本というよりは、人生と自分を慈しむための哲学書。パリジェンヌの魅力、パリジェンヌのコケットリー、パリジェンヌと身だしなみなど、全8章からなる小説のような構成で、主人公の丁寧なケアや自由なひらめきから、日々を生きるヒントがもらえるはず。
そして、見返しの内側には、手鏡をモチーフにした“エクスリブリス(蔵書票)”が施されている。自分の名前を書くもよし、大切な誰かへのメッセージを記し、贈り物にするのもいい。古書をイメージしたという装丁も美しく、カリグラフィーの文字がひと際輝いて見える。本書とともに、19世紀の魅惑の美の冒険をしてみては。