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具だくさんなのに簡単。行正り香さんのピリ辛牛土鍋ごはん。和の食卓こそ、アメリカンビーフで。vol.2 American Beef Meets Japanese DishesJuly 20, 2022 / 〔PR〕

味わい深いのに後口はさっぱりとしていて、実は栄養価も高い。
和食とも相性が良い懐の深さが、アメリカンビーフの魅力です。
料理研究家の行正り香さんに、そのおいしさを存分に味わうレシピを教わります。

vol.02 ピリ辛牛土鍋ごはん

ピリ辛牛土鍋ごはん アメリカンビーフ American Beef Meets Japanese Dishes 料理研究家 行正り香 AMERICANMEAT

アメリカンビーフをたっぷり使い、炊き込みごはんのごちそうを。

「和食の基本は一汁三菜といわれますが、毎日となると、何品も準備するのがちょっと億劫になることもありますよね。そんなとき、私がよく作るのが炊き込みごはんです。肉や野菜などの食材とお米を合わせて、好みの味つけで炊くだけ。とても手軽だし、具だくさんにすれば食べ応えも十分。あとは、お味噌汁とお新香をつけるくらいで、満足のいく一食になりますよ」
 コンロにかけた土鍋からシュンシュンと蒸気が上がる。醤油ベースの出汁のいい香りに包まれたキッチンで、行正り香さんが作っているのはピリ辛牛土鍋ごはん。赤身とサシのバランスがいいアメリカンビーフの薄切り肉に、風味のいいごぼうや生姜、肉厚のしいたけなどを合わせた一品だ。

「この炊き込みごはんの主役は、アメリカンビーフ。かなりたっぷりと使っているのですが、しっかりした肉の旨味とコクがあるけれどあっさりとしているから、箸が進みます。しかも、高タンパク、低脂肪で鉄分やミネラルなどの栄養価も高いので、夏バテしやすい今の季節にもぴったりなんです」

 そんな話をしているうちに、あっという間に土鍋ごはんが炊き上がった。蓋を開けると、鍋いっぱいに敷き詰められたアメリカンビーフが。刻んだわけぎを加えて、全体をざっくりと混ぜ合わせれば、肉の下に隠れていたごぼうと生姜がふわりと香る。炊きたてを茶碗によそって頬張ると、甘辛いソースをまとったビーフのやわらかさやジューシーさが際立つ。寄り添うご飯ももっちりとした食感で、肉の旨味を吸ってなんとも奥深い味わい。豆板醤、生姜、わけぎの辛味も絶妙に絡み合ってアクセントになっている。

「土鍋で作ると、そのままテーブルへ持っていくだけで華やぐのも嬉しいところ。ちょっとしたおもてなしの日にふるまうのもおすすめです。蓋を開けた瞬間に広がる一面のアメリカンビーフと、さまざまな具材の芳醇な香りは、食卓を盛り上げてくれるはずですよ」

火の通りを均一にするため、牛肉は室温に戻してからソースで下味をつける。
火の通りを均一にするため、牛肉は室温に戻してからソースで下味をつける。
水にさらしてアク抜きしたごぼうは、やわらかくなるようにまず米の上に。
水にさらしてアク抜きしたごぼうは、やわらかくなるようにまず米の上に。
牛肉は漬け汁ごと加えると、ごぼうや米に肉の旨味と甘辛い味が染み込む。
牛肉は漬け汁ごと加えると、ごぼうや米に肉の旨味と甘辛い味が染み込む。
最後にしいたけを散らす。炊き上がりに蓋を開けたときにとても華やか。
最後にしいたけを散らす。炊き上がりに蓋を開けたときにとても華やか。
    〈材料〉2人分
  • アメリカンビーフ(牛肉)薄切り…500g
  • A
    砂糖…大さじ2
    みりん…大さじ2
    醤油…大さじ2
    酒…大さじ2
    豆板醤…小さじ1
    ゴマ油…大さじ1
    塩…小さじ1/2
  • うるち米…1合 
  • もち米…1合(またはうるち米…2合でも良い)
  • 水…2合分 
  • 塩…小さじ1/2 
  • 醤油…大さじ1 
  • 酒…大さじ1 
  • 生姜(みじん切り)…大さじ1 
  • しいたけ…3枚 
  • ごぼう…1/2本
  • 昆布…1枚(10cm程度) 
  • わけぎ(小口切り)…1カップ分 
    〈作り方〉
  1. うるち米ともち米は、一緒にといでざるにあげて、30分おく。
  2. アメリカンビーフは7cmの長さに切ってバットにのせ、肉用の合わせソース(A)をかけておく。
  3. ごぼうは斜め薄切り、しいたけは薄切り、生姜はみじん切りにしておく。
  4. 土鍋にうるち米ともち米、生姜、ごぼう、水に塩、醤油、酒を合わせたものを加えて、昆布をのせる。
  5. 2の肉をソースと一緒に米の上にのせ、そのまわりにしいたけを並べる。
  6. 土鍋を火にかけて沸騰したら弱火にし、蓋をして13分ほど炊く(炊飯器の場合は、通常の炊飯の設定通りで)。炊き上がったら昆布を取り出し、最後に刻んだわけぎを散らして混ぜ合わせてから、茶碗によそう。
行正り香

行正り香 Rika Yukimasa
料理研究家

広告代理店勤務を経て、フリーに。料理研究家として活動しながら、英語コンテンツ『カラオケ English』も手がける。18歳から4年半アメリカ留学をし、アメリカンミートの魅力を実感。東京・新橋でステーキレストランを営んでいたこともある。

アメリカンビーフがおいしい理由。

広大な牧場でのびのびと放牧。新鮮な穀物飼料で育ち、日本へ届くアメリカンビーフ。サシの入り具合や弾力が程よく、旨味もしっかり。さらに後味がさっぱりしているのが特徴だ。筋肉や骨、内臓などを作る良質なタンパク質をはじめ、ビタミンB群、鉄や亜鉛など私たちの体に必要な栄養も、豊富に含んでいる。気になるカロリーや脂質、コレステロールは控えめで、健康やダイエットに気遣う人にとっても嬉しいことずくめ。風味豊かで和の味つけにもなじみやすく、とてもヘルシー。スーパーや精肉店で「アメリカ産牛肉」「米国産牛肉」として売られているので、手に入れたら、毎日のおかずとしてさまざまなアレンジを楽しみたい。

アメリカンビーフ American Beef Meets Japanese Dishes
アメリカンビーフは、必須アミノ酸、ビタミンB12、鉄の含有量が豊富。
アメリカンビーフは、必須アミノ酸、ビタミンB12、鉄の含有量が豊富。

●問合せ/米国食肉輸出連合会

photo : Sachie Abiko styling : Yui Otani text : Kazuyo Nojiri

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