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爽やかな辛味に箸がとまらない。牛肉とみょうがの炒めそば。和の食卓こそ、アメリカンビーフで。vol.1 American Beef Meets Japanese DishesJune 20, 2022 / 〔PR〕

ジューシーなのにさっぱりとした食べ応えで、実は和食とも好相性。
アメリカンビーフの魅力に精通する料理研究家の行正り香さんに、
そのおいしさを存分に味わえる、夏にぴったりのレシピを教わります。

vol.01 牛肉とみょうがの炒めそば

牛肉とみょうがの炒めそば アメリカンビーフ American Beef Meets Japanese Dishes

ジューシーなアメリカンビーフに、 爽やかな辛味を効かせたひと皿。

「暑さが次第に増してくるこれからの季節こそ、アメリカンビーフの出番なんですよ」
 キッチンの作業台には、バットに美しく盛られた牛肉。料理の下ごしらえをしながら、行正り香さんがそう教えてくれた。

「米国産の牛肉というとステーキやローストビーフを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、和食にもとても合うんです。和牛に比べて高タンパク、低脂肪で、旨味がありながら後味はさっぱり。たくさん食べても胃にもたれにくいので、夏の和の献立に、ぜひ取り入れてみてください」
 牛肉のおかずをおいしく作る秘訣は、部位ごとに異なる肉質や脂のつき方、味わいなどの特徴を知り、最適な調理法を選ぶこと。
「たとえば、やわらかく適度に脂がのっている肩ロースは、塊肉ならカレーなどの煮込み料理に、薄切り肉なら焼肉やしゃぶしゃぶなどにおすすめ。きめ細かな肉質のサーロインは、脂肪が少ないので、焼くだけでなく揚げ物にしてもおいしいんですよ。まずは部位に興味を持って、そこからメニューを決めていくのも、お肉の楽しみ方のひとつです」

 今回、行正さんが作ってくれたのは、牛肉とみょうがの炒めそば。主役のアメリカンビーフは、赤身と脂肪が層になった濃厚な肩ロースの切り落としをたっぷりと使っている。
「牛肉のおいしさを引き出すには、火入れがとても重要。切り落としや薄切り肉は、火を通しすぎるとかたくなってしまいます。この炒めそばは、下味をつけたアメリカンビーフを先に表面だけさっと焼きつけ、いったん取り出しておいて、最後に再度フライパンに入れて麺と混ぜ合わせています。しっとりとしたお肉の旨味を、存分に堪能できますよ」
 芳醇なアメリカンビーフと、シャキシャキと清涼感のあるみょうがの組み合わせが絶妙な炒めそば。醤油をベースに、豆板醤や粉山椒の爽やかな辛味をピリッと効かせた味わいも食材を引き立て、夏の食卓を軽やかに、そして、豊かに彩ってくれる。

アメリカンビーフに下味をつけておく。塩はやや甘味のある天然塩がお薦め。
アメリカンビーフに下味をつけておく。塩はやや甘味のある天然塩がお薦め。
まずは肉だけを炒める。少し赤みが残る程度に、さっと焼くくらいでいい。
まずは肉だけを炒める。少し赤みが残る程度に、さっと焼くくらいでいい。
次にねぎと麺を炒める。水と醤油を入れたら、ほぐしながら水分を飛ばす。
次にねぎと麺を炒める。水と醤油を入れたら、ほぐしながら水分を飛ばす。
すべての具材を混ぜ合わせる。このとき、炒めすぎないように注意して。
すべての具材を混ぜ合わせる。このとき、炒めすぎないように注意して。
    〈材料〉2人分
  • アメリカンビーフ(牛肉)の切り落とし…150g
  • A
  • 粗塩…小さじ1/2
  • 砂糖…小さじ1
  • 胡椒…少々
  • 醤油…小さじ1
  • みょうが(千切り)…4本分
  • 長ねぎ(白い部分を斜め薄切り)…1本分
  • 胡麻油…大さじ2
  • 薄口醤油(またはナムプラー)…小さじ2
  • 豆板醤(または七味唐辛子)…小さじ1/2
  • 粉山椒(または七味唐辛子)…小さじ1/2
  • 焼きそば用の蒸し麺…2人分
  • 水…1/2カップ
  • 塩、胡椒…各少々
  • 香菜(あれば)…少々
    〈作り方〉
  1. アメリカンビーフに、下味用(A)の塩、砂糖、胡椒、醤油をふる。
  2. フライパンに胡麻油(大さじ1)を入れ、強火で熱する。1の肉を表面だけを焼き上げるイメージで下焼きし、バットなどに取り出しておく。
  3. フライパンを一度洗って乾かし、胡麻油(大さじ1)、豆板醤、粉山椒、長ねぎを入れてさっと中火で炒める。
  4. 蒸し麺を加えて炒め、水、醤油を加えさらに炒める。水分が減ってきたら最後にみょうがと肉を加え、全体を混ぜ合わせる。好みで香菜やみょうが(分量外)をのせ塩、胡椒で味を調える。
行正り香

行正り香 Rika Yukimasa
料理研究家

広告代理店勤務を経て、フリーに。料理研究家として活動しながら、英語コンテンツ「カラオケ English」も手がける。18歳から4年半アメリカ留学をし、アメリカンミートの魅力を実感。東京・新橋でステーキレストランを営んでいたこともある。

アメリカンビーフがおいしい理由。

広大で自然豊かなアメリカの牧場で育ち、徹底した品質管理のなかでの加工・流通を経て、日本の食卓へと届けられるアメリカンビーフ。脂肪が少なめでさっぱりとしていながら、やわらかくジューシーなのが魅力。そのおいしさの秘密のひとつが、飼料だ。牧場で母乳を飲んで育った子牛はやがて、新鮮な牧草を食みながらストレスなくのびのびと成長。この放牧によって肉に程よい弾力が。肥育場に移ってからも、トウモロコシや大豆など栄養価の高い新鮮な穀物飼料が与えられ、風味よく、適度にサシをまとった肉質になる。良質な飼料から生まれる、風味豊かなアメリカ産の牛肉。精肉店やスーパーで見つけたら、今夜のおかずにぜひ。

 アメリカンビーフ American Beef Meets Japanese Dishes
 アメリカンビーフ American Beef Meets Japanese Dishes
切り落とし肉はアレンジしやすいので、普段のおかず作りにぴったり。

●問合せ/米国食肉輸出連合会

photo : Sachie Abiko styling : Yui Otani text : Kazuyo Nojiri

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