TRAVEL あの町で。
伊勢志摩さんぽ部& Ise Shima / June 20, 2017 /〔PR〕


旅するほどに奥深い風景、美味。
美し国の初夏を、泊まって満喫。
神宮を中心に街がつくられてきた伊勢。
リアス海岸で海の幸に恵まれた志摩。
水族館やミキモト真珠島で知られる鳥羽。
3つに共通するのは、美し国・三重でもとりわけ豊かな食材を誇ること。
食べて買って体験して、あらためてその魅力を知ろう。

文・写真/大和まこ
行きつけの店があるのも嬉しい近頃。
協力/(公社)伊勢志摩観光コンベンション機構 伊勢志摩観光ナビ

参拝後の楽しみも、盛りだくさんな伊勢の町。
参拝に欠かせない楽しみは、内宮前に続くおはらい町やおかげ横丁だ。心くすぐる店々がずらりと並ぶ中、つい立ち寄ってしまうのがおかげ横丁の『徳力富吉郎版画館』。赤福の中に入っている日替わりの栞と聞けば、ピンとくる人もいるかもしれない。明治から平成にかけて活躍した版画家・徳力富吉郎が描いた伊勢志摩の景色や風物は、どれも切り取り方がモダン。何枚も欲しくなる版画が揃っている。内宮とおかげ横丁を結ぶおはらい町にある『イチシナ 内宮前店』も土産探しに欠かせない一軒。夫婦岩や松阪牛の霜降り肉、神宮杉などをモチーフにしたオリジナル手ぬぐいや、伊勢の陶工房『やまぽた』のスリップウェアなどメイド・イン・三重のアイテムが出迎えてくれる。

お腹がすいたら、やっぱり食べたい伊勢うどん。自家製麺店や老舗など数多くある中で、変化球だけどおいしいと思わせてくれるのが『ココット山下』。遷宮を機に賑わいを増した外宮参道で、地元食材もふんだんにビストロ料理を味わえる。
実は居酒屋も楽しいのが伊勢の夜。『向井酒の店』は大正時代の酒屋から始まった老舗で、16時の開店と同時に満席になることもしばしば。歩いて20分ほどの距離にある『一月家』へとハシゴもまた楽しい時間だ。
水族館や真珠島に加え、新たなスポットも続々。
冬は浦村牡蠣が名物の鳥羽で、夏に味わいたいのは岩牡蠣。『あだこの岩がき直売所』で扱う「あだこの岩がき」は三重ブランド食材のひとつ。直売所で剥きたてを頬張る至福に、旅の醍醐味を実感するはずだ。
リノベーション委員会が発足し、ショップが増えつつある鳥羽の街では『みえづくし 伊勢志摩かりんとー』やカフェなど、新しい鳥羽のスポットを訪ねるのも面白い。

旅の締めに海の幸を手に入れるのもいい。
さんぽするようにじっくり旅すればそれぞれの街の個性を感じて、ますます楽しい伊勢志摩エリア。五感を刺激されに出かけたい。


area data


伊勢 Ise
内宮・外宮への参拝を軸に賑わう参道をそぞろ歩き。夜の名店も外せない。
1.徳力富吉郎版画館 Tokurikitomikichiro Hangakan
☎0596−23−8828
9:30〜17:30(季節により異なる) 無休


2.イチシナ 内宮前店 Ichishina Naikumaeten
☎0596−27−1447
10:00〜16:30 無休(臨時休業あり)


3.ココット山下 cocotte Yamashita
11:30〜14:00LO カフェ14:00〜16:00(15:30LO) 18:00〜22:00(21:00LO) 水、第1・3火休(祝日の場合は営業)
毎月1日の朝はその時々の朔日粥を販売。


4.向井酒の店 Mukai Sake no Mise
16:00〜22:00(21:30LO) 日、祝日の月休
予約が賢明。



鳥羽 Toba
ホテルのカフェづかいとメイド・イン・鳥羽を求めドライブもまた楽しい。
5.鳥羽国際ホテル Toba Hotel INTERNATIONAL
☎0599−25−3121
カフェラウンジ朝食7:00〜9:30LO カフェ9:30〜19:00(18:30LO) 昼11:30〜13:45LO 無休


6.タラサ志摩 ホテル&リゾート THALASSA SHIMA Hotel & Resort
☎0599−32−1111
カフェ12:00〜16:00(食事は〜14:00LO) 無休



7.あだこの岩がき直売所 Adako Iwagaki Chokubaijo
☎0599−33−7888
9:00〜17:00 不定休


8.みえづくし 伊勢志摩かりんとー Miedukushi Iseshima karinto
☎0599−25−9666
10:00〜16:00 水休


志摩 Shima
目で舌で海の恵みを体感。老舗のもてなしに浸るのも贅沢な時間の過ごし方。
9.志摩観光ホテル Shima Kanko Hotel
☎0599−43−1211
『ラ・メール ザ クラシック』 11:30〜14:30(14:00LO) 17:30〜22:30(20:30LO)
無休 コース「ビアンヴニュ」¥7,200も。


10.賢島エスパーニャクルーズ Kashikojima Espana Cruise
☎0599−43−1023
9:30〜16:30(11/1〜3/20は〜15:30)
無休 料金大人¥1,600。所要時間約50分。近鉄賢島駅からすぐ。


11.シェブロン イセ カフェ SHEVRON ISE CAFE
☎0599−47−4747 11:00〜21:00(20:30LO) 不定休


12.丸義商店 Maruyoshi Shoten
☎0599−43−2860
8:00〜18:00 水休 地物を中心に扱う。



まだまだあります、魅力的なスポット&お土産情報。

絶景だらけの伊勢志摩では展望台もマスト。
朝熊山頂展望台[伊勢]
伊勢湾を望みながら足湯も。
伊勢と鳥羽を結ぶ有料道路・伊勢志摩スカイラインにある展望台。朝熊山には伊勢の鬼門を守る金剛證寺もあり、かつては伊勢参りの後に参拝したという。鳥羽の町から伊勢湾、答志島、その先には富士山まで見えることも。標高500mにある眺望足湯もユニーク。

パールロード鳥羽展望台[鳥羽]
山の向こうに広がる海も新鮮!
鳥羽と志摩を結ぶ海沿いの道・パールロードは、海の眺めを楽しみながらドライブできる道。その中ほどの箱田山山頂にある展望台。初日の出スポットとしても知られるように太平洋が一望できるのはもちろん、起伏に富んだ山と海を360度眺められる箱田山園地からの景色もここならではのものとなっている。

大王埼灯台[志摩]
灯台好きには堪らない眺め。
昭和2(1927)年、志摩半島の大王崎に建てられた白亜の灯台。海とのコントラストが美しく、現役として活躍しながら、上って灯台から波切の町や太平洋を見晴らすことができる全国でも珍しい参観灯台。少し北にある四角い安乗埼灯台と並んで、国登録有形文化財に選ばれている。


おかげ横丁 神路屋
玩具をちりばめ伊勢づくし。
伊勢根付けや伊勢玩具など伊勢にちなんだ伝統工芸品や、伊勢型紙をアレンジした紙小物などを扱う店。開店した1993年から使われてきた包装紙は、どことなく伊勢型紙や伊勢木綿を思わせる、素朴な格子柄をベースに使ったもの。神宮で使われる木々を育てる神路山からとった店名にちなみ、山の緑をイメージカラーにした。獅子頭や独楽などがちりばめられた伊勢玩具は愛らしいものばかり。


松尾観音寺の縁むすび絵馬
縁を結ぶ5色の絵馬。
奈良時代初めの712年、行基によって創建された日本古来の厄除け観音。伊勢では厄除けで知られ、3月の最初の午の日にはこぞって参拝する人々で賑わう。大きく縁と書かれた絵馬は、赤が男女、白が仕事、緑が健康、黄色が財産、紫が人との様々な縁と5色が揃う。縁の字は一筆書きで縁が繋がるように、紐の先を結んでいないのはみずから縁を結べるようにとの願いを込めたものだ。各¥500。


喫茶 モリ
素朴な「玉子サンドイッチ」。
関西と名古屋の食文化が入り混じり、たまご焼き系とゆで卵系が混在する伊勢。伊勢のソウルフードのひとつ、モリスパで知られる鉄板スパゲティが名物の喫茶店では、先代から受け継いだ味が人気だ。パンに塗るのはからしとマヨネーズ。しっかり焼いたたまごとキュウリをサンドした、懐かしい素朴さが魅力。からし抜きも可能なフレキシブルさもまた地元で愛される喫茶らしいもの。¥450。


旅の目的にしたい憧れステイ。
アマネム
地の恵みを五感で味わう。
世界の風光明媚な地にリゾートを作り上げてきたアマンが、日本で選んだのは伊勢志摩国立公園の中というロケーション。広大な敷地と和を意識した空間の安らぎ、進化系地産地消の料理に加え、最大の魅力は天然温泉だ。すべての客室に温泉が引かれ、水着で入るサーマル・スプリング(写真)など、身体全体で地の恵みを感じるリゾートとなっている。
amanemu.com

伊勢志摩エバーグレイズ
自然を満喫する快適空間。
アウトドアでありながら機能性を兼ね備えたグランピングはリゾートホテルとはまた違う魅力あるステイだ。カヌーで過ごす時間も心地よいプライベートラグーン、ハンモックやWeber社製ガスグリルが備えられたアウトドアリビング、焚き火のためのファイヤーピットなど最上級の快適性がなによりの贅沢だ。
www.everglades.jp


衣 伊勢木綿 臼井織布
モダンな表情の伊勢木綿。
上質な綿を使い、単糸を使って織られる三重の伝統工芸品が伊勢木綿。肌触りがよく、使うごとに柔らかな風合いが出るのが特徴で、昔ながらの縞や格子の伝統柄が中心となっている。その伊勢木綿を広く知ってほしいと、生地が主役のバッグにしたのが外宮参道に店を構える『衣 伊勢木綿 臼井織布』だ。ドラムトートバッグ レザーハンドル各¥11,880。


赤福本店
夏限定の名物も欠かせない。
伊勢といえば神宮の次に名前が挙がるのが、赤福。夏だけのお楽しみは氷用に仕上げたぽってり滑らかなこしあんと、餅の入ったかき氷を抹茶蜜で味わう赤福氷だ。昭和36(1961)年、二見浦で海水浴客のために考案されて以来夏の風物詩的存在となっている。三重と名古屋の店舗でしか味わうことができない希少さもまた、心惹かれる理由。¥520。

伊勢志摩国立公園
ナショナルパーク選定。
2016年に指定70周年を迎えた伊勢志摩国立公園は、国内で8か所の世界基準ナショナルパークに選定された。とりわけインバウンドへの対応を強化し、サミットの開催地として、神宮から息づく自然との共生の地として、古くから受け継がれる御食つ国として、ますます上質で、世界からの旅行者に長く滞在したいと思わせる旅の目的地となるよう、進化中だ。

みえ食旅パスポート
伊勢志摩を楽しく、おトクに。
伊勢志摩を巡るなら、まず手に入れたいのが「みえ食旅パスポート」。これ一冊あれば伊勢志摩だけでも200軒近くの「みえ旅おもてなし施設」で、プレゼントや割引などのおもてなしが受けられるお得ぶり。さらにスタンプラリーで多くのスタンプを集めれば豪華なプレゼントへの応募も可能。三重の魅力をますます実感させてくれるパスポートなのだ。
www.kankomie.or.jp/miesyokutabi
