TOKYO ART BOOK FAIRが今年はバーチャルに! リアルイベントも開催。 — バーチャルならではの体験を。 | News | & Premium (アンド プレミアム)

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バーチャルならではの体験を。 / November 10, 2020 TOKYO ART BOOK FAIRが今年はバーチャルに! リアルイベントも開催。

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世界から約230組のアーティスト、出版社、ギャラリーが集結。

 

アジア最大級のアートブックフェア「TOKYO ART BOOK FAIR(TABF)」が、今年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止の観点からバーチャル空間で開催されることになりました。

名前は「VIRTUAL ART BOOK FAIR(VABF)」。毎年、国内外から独創的な出版社、ギャラリー、アーティストが集い、様々な体験を展開してきた同フェアですが、今年は“バーチャルならではの体験”が用意されているようです。

こちらは、事前に公開されたサンプルムービー。今年の開催予定地であった東京都現代美術館の建物をインスピレーション源に、ブックフェア会場となる3D空間を構成しています。まるで、アートブックを巡るロールプレイングゲームのよう。

 

今年はグラフィックデザイナー・田中義久さんのアートディレクションのもと、新たなチームを発足。ウェブディレクターの萩原俊矢さん、空間デザイナーの木内俊克さん、砂山太一さんらと共に、バーチャル空間作りに取り組んでいます。※開発時の映像のため、実際の仕様とは異なる場合があります。

 

出展者は、約230組。日本からはブックショップ『POST』『Utrecht』、アートブック専門のディストリビューター『twelvebooks』、インディペンデントブックレーベル『torch press』などが、海外からはアーティストらが設立した非営利の書店『Printed Matter, Inc.』、出版社『Nieves』『Fw:Books』、ギャラリー『BLUM & POE』などが参加します。
出展者のブース(個別ページ)では、Google MeetやZoomなどを通じてコミュニケーションをとることもできるようです。

 

オランダのアートブックシーンを紐解く4つの展覧会

 

また、展示企画も開催。2015年にスタートしたひとつの国・エリアの出版文化に焦点を当てる連続企画「Guest Country」では、デザイン大国オランダをフィーチャー。オランダのアートブックシーンを紐解く4つの展覧会やトークショーを開催します。
注目は、ネットアートのパイオニアとして活躍するオランダ人アーティスト、ラファエル・ローゼンダールによる展示。東京都現代美術館を模した建物の“屋外”に、デジタル彫刻が展示されます。

 
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Exhibition 1: "Best Dutch Book Designs" ヨーロッパで最も長い歴史をもつオランダのブックデザインアワード「Best Dutch Book Designs」の2019年の受賞作33点を紹介。
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Exhibition 2: "Dutch Artists’ Book: Then and Now" 現代のオランダ出版文化を牽引するキーパーソンたちが影響を受けた本と手がけた印刷物、インタビュー動画を紹介。参加クリエイターはアーマンド・メーフィス&リンダ・ファン・ドゥールセン、エリック・ケッセルス、カレル・マルテンス、マーク・マンダースなど。Photo by Shinji Otani
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EXHIBITION 3:fanfare “Unlearn, Display, Connect”オランダのデザインスタジオ「fanfare」が企画する展覧会。鼎談や作品展示を通じ、今日のオランダにおけるグラフィックデザインを探求。
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EXHIBITION 4:Rafaël Rozendaal “Shadow Objects Sculpture Park” オランダ人アーティスト、ラファエル・ローゼンダールによるデジタル彫刻「Shadow Object」。来場者がブラウザ上の公園を動き回ることによって変化するインタラクティブな作品。© Rafaël Rozendaal

「VABF KIOSK」で、VABFを支援

 

ぜひチェックしておきたいのは、フェアの開催に貢献できるクラウドファンディング企画「VABF KIOSK」。

 
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Noritake「Tote Bag HAPPY BOOK BOY」©︎ Noritake
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Misaki Kawai「Sticker Set」世界を飛び回るアーティスト河井美咲によるアートワークが、カラフルな6枚のステッカーに。©︎ Misaki Kawai
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Experimental Jetset「Tote Bag + 1 Pencil + Folding Umbrella“Tokyo or not Toky」アムステルダムを拠点とするグラフィックデザインスタジオ「Experimental Jetset」による傘、トートバック、鉛筆のセット。©︎ Experimental Jetset
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Karel Martens「Poster Set A (Offset)」カレル・マルテンスによるポスターセット。オフセット印刷のA2サイズポスター2枚入り。©︎ Karel Martens

※画像はイメージになります。実際の商品とは異なる場合があります。

 

TABFは出展料、協賛金からなる収入によって運営を続けてきましたが、今年は規模を縮小し、新型コロナウイルス感染症の影響により協賛金の収入も減少してしまったため、資金が不足しています。その不足分を補填するために立ち上げられたのがクラウドファンディングプロジェクト。

支援のリターンとして、イラストレーターNoritakeさんやデザイナー田部井美奈さん、オランダを代表するグラフィックデザイナーカレル・マルテンスさんなど、TABFにゆかりのあるクリエイターが今回のために手がけたグッズを受けとれます。

こちらのグッズが魅力的なものばかり。クリエイターたちの“TABFを盛り上げよう!”という愛情が伝わってきます。
TABFを支援したいという来場者の皆さんも、ぜひVABF KIOSKをチェックしてみてください。このクラウドファウンディングは既に始まっており、開催期間は11月23日までです。

 

東京都現代美術館と有楽町にリアルな拠点が登場

 

さらに会期中は、東京都現代美術館と有楽町の『micro FOOD & IDEA MARKET』がVABFと参加者をつなぐリアルな拠点に。VABF体験コーナーや「VABF KIOSK」のリターンアイテムを手にとって見れるブースを展開します。(ただし11月16日は東京都現代美術館は休館)

 
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有楽町にある複合施設『micro FOOD & IDEA MARKET』。出展者:DOOKS / 花椿 / HAND SAW PRESS / Pleiades / SHUKYU MAGAZINE / TOKYO CULTUART by BEAMS / torch press / ユンボム、添田奈那、長池悠佳(9組が会場にいるのは11月20日〜23日11:00〜19:00 のみ)
 

『micro FOOD & IDEA MARKET』には、「torch press」「TOKYO CULTUART by BEAMS」など、VABFの出展者を含む9組によるリアルブースが並び、展示やトークイベントも開催されます。(9組が会場にいるのは11月20日〜23日11:00〜19:00 のみ)
会期は11月16日(月)〜23日(月・祝)まで。TABFは、国際的なアートブックフェアの中でも、先陣を切ってバーチャルでの開催に踏み切ったのだそう。この機会をお見逃しなく。

 

VIRTUAL ART BOOK FAIR
日時:2020年11月16日(月)〜23日(月・祝)コアタイム:11:00-19:00 JST
共催:一般社団法人東京アートブックフェア、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館
協賛:富士ゼロックス株式会社、三菱地所株式会社、株式会社 資生堂、株式会社イニュニック、理想科学工業株式会社
助成:オランダ王国大使館、DutchCulture オランダ国際文化協力センター
協力:Creative Industries Fund NL、オランダ文学基金、モンドリアン財団、Aēsop

VIRTUAL ART BOOK FAIRInstagramVABF KIOSK

text:Yu Miyakoshi