Culture

音楽家・青葉市子さんがニューシングル『アンディーヴと眠って』を配信リリース。宮沢賢治『銀河鉄道の夜』から生まれた一曲。 / February 03, 2021

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昨年12月のアルバム『アダンの風』の記憶も新しいなか、
幻想的な詩世界に包まれる一曲を発表。

本ウェブサイト連載「Choe」でもお馴染みの音楽家・青葉市子さんが、2月3日(水)にニューシングル『アンディーヴと眠って』を配信リリースした。

昨年12月に発表されたアルバム『アダンの風』では室内楽編成を取り入れた芳醇なサウンドスケープが印象的だったが、今作はプリミティブなクラシックギターの音色に乗せた囁くような歌声が心に沁み入る一曲。楽曲の着想は、昨年2月に青葉さんが小さな映画館で鑑賞した、宮沢賢治の童話作品『銀河鉄道の夜』。想像力をかき立てる幻想的な詩世界は、ゆっくりと噛み締めたくなる美しさだ。

霞がかった草原と一本木を背に青葉さんが佇む風景のジャケット写真は、同じく連載「Choe」を担当するフォトグラファー・小林光大さんが撮り下ろしたもの。録音、ミックス、マスタリングは葛西敏彦さんが担当し、アナログな温もりをじわじわと感じられる仕上がりに。試聴はこちらから。

SINGLE INFORMATION

アンディーヴと眠って

アーティスト:青葉市子
リリース日:2021年2月3日(水)
*配信でのリリース。試聴はこちら

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