Spring Style Ideas 16人の春の着こなし

詩人・向坂くじらさんの春の着こなし。Spring Style Ideas「言葉を大切にする人」vol.8。April 22, 2025

2025年5月号の「暮らしと装いの、スタイルサンプル」は、人となりや暮らしの哲学が、装いやもの選びに表れている人たちが登場するスタイルサンプル集。Better Lifeに欠かせないエッセンスである「花」「言葉」「旅」「食」を大切にしながら心地よい毎日を送る、16人の春の着こなしをWEBで特別に公開します。

今回は、言葉を大切にする4人から、詩人・向坂くじらさんの装いのスタイルサンプルを紹介します。

詩人・向坂くじらさんの春の着こなし。Spring Style Ideas「言葉を大切にする人」vol.8。
詩人・向坂くじらさんの春の着こなし。Spring Style Ideas「言葉を大切にする人」vol.8。
吉野せいによる人生記『洟をたらした神』。「書くことが生きることの先に立ってはいけないと思わせてくれる身の引き締まる本です」

服が伝えるメッセージを抑えながら。

シャツとインナーは〈無印良品〉、デニムパンツは〈リーバイス®〉、ショルダーバッグは、単行本がちょうど入るサイズ。WEBサービスを利用して、自分でデザインを送り、カスタマイズしました。落とし物が多いので、常にこのかばんは携帯しています。服装は、着心地を重視。人に教える仕事をしているため、最近は特に、ノイズにならない服を意識的に着るようにしています。服から発せられるメッセージをできるだけ抑え、過剰な自己主張を避けることで、間口を広く「どうあっても大丈夫ですよ」という印象を、周りに与えたいと考えています。

向坂くじら Kujira Sakisaka詩人

初小説『いなくなくならなくならないで』(河出書房新社)が第171回芥川龍之介賞候補に。執筆活動の他、私塾「国語教室ことぱ舎」運営。

photo : Yudai Emmei edit & text : Shoko Matsumoto

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