とっておきのパリみやげ

サブレ発祥の街から届く、素朴な焼き菓子。【とっておきのパリみやげ】July 20, 2025

本誌連載「&Paris」でおなじみ、現地在住のライター、木戸美由紀さんが紹介する、パリのお土産にぴったりなもの。

サブレ発祥の街から届く、素朴な焼き菓子。

1962年に創業したビスキュイトリーの『ラ・サブレジェンヌ』

フランス西部・ロワール地方の街サブレ=シュル=サルトで1962年に創業したビスキュイトリーの『ラ・サブレジェンヌ』。17世紀、この地の公爵夫人、マルキーズ・ド・サブレが宮廷のサロンで小さなバター菓子をふるまったことが起源とされる。現在も伝統の手法を守り、地元産の小麦粉や地鶏の卵、新鮮なバターのみを使い、保存料・香料・着色料は一切不使用。デザインが美しい缶入りはギフトにも人気で、8枚入りのミニサイズから40枚入りまでを選べる。フレーバーもいろいろあり、ベストセラーはゲランドの塩がアクセントのバターキャラメル味。アプリコット味は甘酸っぱさと果実感が人気。チーズや野菜、ハーブなど塩味のサブレなども優しい味わいが魅力。

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文・写真/木戸美由紀

パリ在住ライター。本誌で&Parisの連載を担当。久々のモロッコ旅で食と異国情緒を堪能。フランスの暮らしとデザインの連載も。

sumau.com

illustration : Yuko Saeki

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