とっておきのパリみやげ
ミシュラン星付きシェフのエピスリーで買った、ドライトマトとオリジナルスパイス。【とっておきのパリみやげ】May 18, 2025
本誌連載「&Paris」でおなじみ、現地在住のライター、木戸美由紀さんが紹介する、パリのお土産にぴったりなもの。

先日「4時のおやつ」連載担当の紀中麻紀さん宅へ伺い、とてもおいしい野菜料理をご馳走になった。レシピを聞くと、薄く切ったフェンネルをオリーブオイルで炒め、ざく切りしたドライトマトを混ぜて蓋をし、仕上げの味つけは白醤油とコショウ。この料理の決め手は『マム』のオイル漬けドライトマトだという。『マム』はミシュランで二つ星を獲得するステファニー・ル・ケレックシェフが17区と7区で営む、家庭料理のレストラン&エピスリー。ドライトマトはイタリア・プーリア州のオリーブオイルの作り手、フェルナンド・ペンサートが手作業で天日干しをしている。ショップの人おすすめの北アフリカ風のスパイスは肉や魚用。クスクスやタジンに重宝しそう。

illustration : Yuko Saeki