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時間をすくう旅、グアテマラにて。 写真と文:黄瀬麻以 (写真家) #1April 01, 2025

最近とてつもない重い腰を上げて、写真の整理をし始めた。

といっても全然進まないこの作業。写真家に限らずとも、多くの人が写真を撮る昨今、皆さんどのように整理しているか本当に教えてほしい。

いまだに私はフィルムを使うことが多い。

もちろんデジタルも使うが、フィルムは私にとっては特別になりつつある。あまりにも値段が上がりすぎて、そー、やすやすとシャッターを切れなくなったことも特別なものになった紛れもない事実ではある。

でも最も大きな理由は、時空を感じること。

撮影した時の気持ち、帰って現像から上がってきたものを見た時の気持ち、そこから時間をおいてプリントをする時の気持ち。どれもいつも、同じものを見ているのにもかかわらず、感情はそれぞれ全く違う。面白い。

きっと“時間”の仕業だと思っている。

フィルムカメラと旅をする。「グアテマラ」。 写真家・黄瀬麻以 &EYES#1
フィルムカメラと旅をする。「グアテマラ」。 写真家・黄瀬麻以 &EYES#1
フィルムカメラと旅をする。「グアテマラ」。 写真家・黄瀬麻以 &EYES#1
フィルムカメラと旅をする。「グアテマラ」。 写真家・黄瀬麻以 &EYES#1
住むように旅をする。「グアテマラ」。 写真家・黄瀬麻以 &EYES#1

これらの写真は8年前に行ったグアテマラ。これは友人であるコーヒーショップのオーナーに無理を言って同行させてもらったときの写真。

8年前はとにかくやる気に満ちていたな、撮るものが定まってなかったなとか。そんなことを思いながら、そしてまた写真の整理が進まない。

edit : Sayuri Otobe


写真家 黄瀬 麻以

1984年京都生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。フリーランスカメラマンとして東京を拠点に、雑誌、広告などで活動中。

instagram.com/kisema1

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