高橋ヨーコさんが世界中を旅して見つめた景色。写真展「The Sound of Distance」が開催。May 02, 2025

本誌をはじめ、雑誌や広告など幅広く活躍する写真家の高橋ヨーコさん。2010年から‘20年までのアメリカ滞在を経て帰国した後も、国内外を旅して見つめた暮らしや風景を精力的に発信している。

今回、1990年代から最近に至るまでに世界を旅して撮影した、大小約20点作品を展示・販売する写真展「The Sound of Distance」が開催される。何度も訪れている旧ソ連や東欧をはじめ、アメリカやアフリカなど、それぞれ異なる場所で撮影した年代も異なる写真を、“被写体との距離”に着目して構成するのが今回の展示だ。

本展の開催に寄せて、高橋さんはこう語る。

場所や年代で選んだわけではなくて。しばらくの間、被写体との距離感について考えていたんです。写真の距離感というか。撮る私と被写体とのディスタンス。まったく違った時代に、違った場所で撮った写真を並べて見たときに、「あれ、距離感が同じ？」と感じることもあって。それで今回タイトルを、ザ・サウンド・オブ・ディスタンスとしたんです

写真家の眼差しを通して知る、彼の地の風景や営み。高橋ヨーコさん写真展「The Sound of Distance」は、代官山「シソンギャラリー」で5月25日（日）まで。SISON GALLERy のサイトで公開中のインタビューも合わせてチェックしたい。