Event

京都・下鴨神社で〈ヴァン クリーフ&アーペル〉による
エキシビション「LIGHT OF FLOWERS 花と光」を開催。2022.11.3〜12.12October 27, 2022

ヴァン クリーフ&アーペル 片桐功敦

華道家・片桐功敦が紡ぎ出す、ジュエリーからインスパイアされた花の世界。

昨年、東京・代官山で行われた〈ヴァン クリーフ&アーペル〉のエキシビション「LIGHT OF FLOWERS ハナの光」。華道家・片桐功敦(あつのぶ)がヴァン クリーフ&アーペルのジュエリーにインスピレーションを受け、新たな生の予感、託された未来への希望を、花、そして植物という儚い存在の有機的な営みを通して詩的世界に表現した。その観る者すべてを魅了した美しいエキシビジョンが、今年は「LIGHT OF FLOWERS 花と光」と題し、京都・下鴨神社で11月3日から12月12日まで開催される。

1906年の創立以来、ヴァン クリーフ&アーペルは自然に寄り添い、その生命力と美を称えてきた。なかでも花々は1930年代初めから現在までメゾンの最も大切なインスピレーションの一つ。清らかなすみれ、華やかで気品あふれるシャクヤク、そよかぜに揺れるコスモスや楽しげなデイジー、恥じらうように花開くローズ ド ノエルなどの花々は、ヴァン クリーフ&アーペルのジュエリーとして季節を問わず咲き乱れている。今回のエキシビションでは、詩情に満ちた秋の世界を表現するという。

「秋は、花の季節から花がない季節に移り変わっていく時期。それを予感させると同時に、その終わっていく季節があるから、またその次の春に芽吹く季節があるっていう循環が自然の美を永遠のものにすると思っています」と語る片桐さん。錦を纏う森を背景とする下鴨神社で彼が表現するのは、永遠の美と儚い美との対比の中に見出す「移ろいゆく季節の中の花」。

「生け花の作品はこの世から姿を消してしまうもの、一方ジュエリーは長く形を留めます。形となったものに違いはあっても、〈ヴァン クリーフ&アーペル〉と自身のクリエイティブの根本は同じ。丁寧な仕事と作り出されるものとの対話が本物の作品を生み、人の心を動かす」と片桐さんは言う。

ヴァン クリーフ&アーペル 片桐功敦

落ち葉のトンネルの先に広がる、花とジュエリーの美しいコラボレーション。

太古よりその地に存在する森と一体となった世界遺産の下鴨神社。今回のエキシビションは、境内の3か所で展示が行われる。

社殿へと向かう糺(ただす)の森では色づいた落ち葉のトンネルが訪れる人を詩的世界へと誘ってくれる。細殿には移ろいゆく季節の中で永遠の美を留める〈ヴァン クリーフ&アーペル〉のジュエリーの花々が咲き乱れ、傍らのオープンエリアでは可憐な花々が季節に身を委ね、降り積もった落ち葉の下から眺める春の陽の光を想像させてくれる世界が待っている。

芽吹きの春から盛りの季節を経て、草花は名残りの美を輝かせる秋。下鴨神社を潤す清らかな水に映る花の姿は、水面に反射する陽の光に融け込み、やがて巡り来る再生の季節を予感させる。光と水を分け合い、色とりどりのローズ ド ノエル、風にそよぐアネモネ、真紅に色づいたミステリーセットのぶどうの葉など、〈ヴァン クリーフ&アーペル〉の可憐なジュエリーの花々や木々の葉は、生ける花が持つ名残りの美を結晶化させたように、純粋な美、時を超える美しさを際立たせる。

荘厳な森の先に広がる、生け花とジュエリーの貴重なコラボレーション。美しい風景が宿る秋の京都だからこそ叶えられる特別な展示をぜひ体感してみては。

ヴァン クリーフ&アーペル 片桐功敦

片桐功敦 Atsunobu Katagiri

華道家。花道みささぎ流家元。1973年大阪生まれ。人類が原始的にもつ、植物や自然への憧憬や畏敬の念を具現化するために、民俗学を手がかりに、いけばなの技術を用いた表現方法を模索している。空間設営から撮影までを自身でこなし、個展を中心に精力的に活動を続ける。写真集『Sacrifice─未来に捧ぐ、再生のいけばな』(青幻舎 2015)のほか、近年の展覧会に〈ヴァンクリーフ&アーペル〉とコラボレーションした「LIGHT OF FLOWERS ハナの光」(代官山T-SITE GARDEN GALLERY 2021)、国際写真展「KYOTOGRAPHIE」(二条城 2021)など。

片桐功敦がディレクションに携わった、エキシビションで創造される世界観を描いた特別動画を公開。

EVENT INFORMATION

〈ヴァン クリーフ&アーペル エキシビション「LIGHT OF FLOWERS 花と光」

会場:世界遺産 下鴨神社(賀茂御祖神社)境内
会期:2022年11月3日(祝・木)〜12月12日(月) 10:00〜17:00 
予約不要、入場無料
問合せ:ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク 0120-10-1906

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