FASHION 自分の好きを身に付ける。

クローゼットの新定番、〈UNTISHOLD〉の靴。〈YARN HOME〉デザイナー・荒川祐美さんのオンオフスタイル。 / September 29, 2021 /〔PR〕

ジャパンメイドの新鋭シューズブランドとして注目を浴びる〈UNTISHOLD(アンチショルド)〉。ヴィンテージシューズから着想を得て、いつの時代にも愛される定番シューズを世に送り出している。一見、エッジの効いたモードシューズに見えるのに、履くほどに愛着が湧いてきて、ずっと長く履き続けたくなるという。その魅力を、ホームファブリックのブランド〈YARN HOME(ヤーンホーム)〉を手がける荒川祐美さんのオンとオフの着こなしから、ひもときます。

自分の“好き”を熟成させていくスタイルのある人が、きっと好きな靴。

自分の“好き”を熟成させていくスタイルのある人が、きっと好きな靴。UNTISHOLD,YARN HOME,荒川祐美さん

  荒川さんが生み出すのは、ベッドまわりやバスルーム、キッチンなどで使う、暮らしのベースとなるファブリック。自身のブランド〈YARN HOME〉に至る以前は、アパレル関係の会社に10年ほど勤務し、常に流行の先端を追い続ける毎日だったという。30歳を機にイギリスに渡り、ホームステイ先でイギリス人ならではの“日々の暮らしを大切にする生き方”を体感。帰国後は、一つ一つの過程を大切にするようなものづくりを目指すことに。
「仕事で扱うものは暮らしまわりのものになりましたが、ファッションも暮らしの一部ですし、変わらずに好きです。ただし選ぶ基準は流行ではなく、作り手の思いやストーリーがあるもの。経年変化を重ねてより味わいが出てきそうなものに惹かれます」

 そんな荒川さんが〈UNTISHOLD〉の靴を知ったのは1年前。メディアで見かけて気にかけていたこのブランドの同じデザインの靴が、1年後にまた目に留まる。
「〈UNTISHOLD〉は、ファッション業界にありがちな、1シーズン限りの靴を扱うのではなく、ずっと定番の靴を持ち続けるブランドだと知ったのです。長く愛されていく靴を作ることがポリシーであり、アイデンティティであるのだと」
長く愛されるための裏付けには、相応のクオリティが伴わなければ成り立たない。そこには、荒川さんのものづくりとの共通点、“日本ルーツの職人技”があったのだ。荒川さんは日本各地の職人が手がける生地をリスペクトの想いを込めて使用している。同様に〈UNTISHOLD〉の靴は、日本における革靴製造の聖地ともいうべき浅草の職人たちの手によるもの。革の種類も、パーツによって、牛革、ホースレザー、ピッグレザーと使い分けるほどのこだわりようだ。特に「シグネチャーシリーズ」には、試行錯誤をしたうえで行き着いた完成形ともいえるデザイナーの覚悟のようなものが宿っている。

「第一印象はエッジがあってカッコいい靴。実際に履いてみると、意外とどんな服にも合う。つまり、自分ならではのスタイルになるということなんです。目まぐるしく変化していくよりも、しっかりと自分の好きなものを熟成させていく。そんなスタイルのある人が選ぶ靴だと思います」

ON STYLE

UNTISHOLD,YARN HOME,荒川祐美さん

仕事で出かける日は、ロングワンピースを引き締めてくれるショートブーツを。

この日、荒川さんが仕事の打ち合わせで訪れたのは、中目黒のライフスタイルショップ『工藝 器と道具 SML』。ヴィンテージファブリックを再現して作られたというワンピースに、〈UNTISHOLD〉の定番ブーツ「Naty-5」を合わせた。正面から見ると、スクエアトゥがエッジーだが、サイドから見ると前に傾斜した太めのキューバンヒールが優しい表情に。「昔、ウェスタンブーツを愛用していた私にとっては、懐かしさや安心感のあるヒールです。どこかヴィンテージのにおいを感じるこのブーツなら、このワンピースにも相性がいいかなと。強すぎず、甘すぎず、服とのバランスでいろいろな表情になりますね」

「サイドジップで脱着も楽にできるから便利」。デザインだけでなく、実用性も考えられているのも特徴的。
「サイドジップで脱着も楽にできるから便利」。デザインだけでなく、実用性も考えられているのも特徴的。
「7cmのヒールは安定感があり、履き心地も抜群」。足首がキュッと引き締まった洗練のシルエットで、美脚を演出。
「7cmのヒールは安定感があり、履き心地も抜群」。足首がキュッと引き締まったシルエットだから、美脚に見える。

OFF STYLE

UNTISHOLD,YARN HOME,荒川祐美さん

休日に散歩するときのパンツスタイルには、アンクル丈のシューズを。

アトリエにこもって仕事をすることも多いので、部屋には花やグリーンを飾って心を安らげているという荒川さん。行きつけの花屋は、背の高い枝ものや1点でも存在感のある花が見つかる都立大学駅近くにある『BIONIC PLANTS』。オフの日のリラックススタイルも、荒川さんが選ぶのは、ファブリックにこだわった服。シャツドレスは兵庫県の播州織の生地で、何色もの先染めの糸を使っているため、玉虫色のような表情になる。「この服は染織にこだわって作られているので、一見無地に見えるのですが、色に奥行きがあるんです。だから、黒いブーツとの相性もいい。足首が見えるアンクル丈は、ワイドパンツにも合いますね」

「ブラックレザーの靴でも、アンクル丈なら重くならず、オーバーサイズの服に合わせてもバランスよく着られます」
「ブラックレザーの靴でも、アンクル丈なら重くならず、リラックス感がある服に合わせてもバランスよく着られます」
「足首が見え方も、さりげない加減でエレガントなのがいいですね」。吐き口の内側にゴムをあしらい、足首にフィットする工夫も。
「足首の見え方も、さりげない加減でエレガントなのがいいですね」。履き口の内側にゴムがあしらわれていて、足首にフィットする工夫も。

荒川祐美 〈YARN HOME〉デザイナー
Yumi Arakawa

1983年、広島県生まれ。バンタンデザイン研究所卒業後、アパレル勤務を経て、2017年より自身がデザインするホームファブリックブランド〈YARN HOME〉を立ち上げる。現在は広島と東京の2拠点で活動中。
https://yarn-home.jp/
https://www.instagram.com/yarnhome/?hl=ja

LINE UP

ソフトスクエアトウとキューバンヒールを組み合わせた、定番のショートブーツ。ヒール7cm 。「Naty-5」¥52,800
ソフトスクエアトゥとキューバンヒールを組み合わせた、定番のショートブーツ。「Naty-5」ヒール7cm ¥52,800
足首が見える絶妙なバランスで佇まいも美しい、アンクルブーツ。ヒール7cm「Naty-2」¥41,800
足首が見える絶妙なバランスで佇まいも美しい、アンクルブーツ。「Naty-2」ヒール7cm ¥41,800
ラウンドトウのロングブーツは長めのサイドゴアが印象的な細身のシルエット。バックファスナーで着脱はスムーズ。「Taya」[ヒール6cm]¥65,000
ラウンドトゥのロングブーツは長めのサイドゴアが印象的な細身のシルエット。バックファスナーで着脱もスムーズ。「Taya 」ヒール6cm ¥71,500

photo:Jun Nakagawa text:Naomi Yokoyama(cat)

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