Event

写真家・竹中祥平さんが見つめた日常で感じる違和感。
写真展「air bug」が東京・神楽坂で開催。October 28, 2022

写真家・竹中祥平さんが見つめた日常で感じる違和感。写真展「air bug」が東京・神楽坂で開催。

意図しない連続した2コマの写真で表現した、心の動き。

雑誌や広告写真で活躍する一方で、精力的に自身の作品制作も行う写真家の竹中祥平さん。2016年には本サイトの連載「今月の写真家」にも参加してくれました。

この度、竹中さんにとって4年ぶりとなる個展「air bug」が、11月3日より東京・神楽坂の『BOOTLEG Gallery』にて開催。本展のテーマとなるのは、日常で感じる違和感。前回の個展から大きく世界が様相を変えた今を、写真家の視点で見つめます。本展開催に際して竹中さんは以下のようなコメントを寄せています。

---------------------------
移動の自由を奪われる以前は、飛行機を見るたびに心が弾んだのを覚えています。
しかし、世界の変化と共にそれが一転して、虚無感や不快感にさえ感じられました。
「部屋を飛び回るハエのような目障りな存在」。僕にはそのように思えてなりませんでした。

自由を奪われているのが当たり前の環境下で育つわが子は
飛行機に向かって「おーい」と手を振る。
そんな様子を見て僕は写真を撮り始めました。

選択した撮影機材はハーフカメラ。
ざらっとした質感で、当初感じた不快感を表現する為です。
色を排除し、意図しない連続した2コマの写真で、不規則なハエの動きを表現しました。
---------------------------

会場では、モノクロ・バライタ作品が35点展示されるほか、写真集も発売。また、11月6日には、写真家の横浪修さんとアートディレクターの尾原史和さんと竹中さんによるトークイベントも開催予定。写真展「air bug」は、11月3日〜11月16日までの開催です。お見逃しなく。

写真家・竹中祥平さんが見つめた日常で感じる違和感。写真展「air bug」が東京・神楽坂で開催。
写真家・竹中祥平さんが見つめた日常で感じる違和感。写真展「air bug」が東京・神楽坂で開催。

EVENT INFORMATION

竹中祥平写真展「air bug」

会期:2022年11月3日(木)〜16日(水)
会場:BOOTLEG Gallery(東京都新宿区改代町40)
時間12:00〜20:00
※会期中無休/入場無料

トークイベント: 11月6日(日) 16:00〜17:00 出演:横浪修、尾原史和、竹中祥平

Pick Up おすすめの記事

Latest Issue 最新号

Latest Issuepremium No. 125スタンダードと、センス。2024.03.19 — 930円