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大切に集めてきたガラスの器に。高山都さんに学ぶ、花の飾り方とセンス。July 05, 2025

花を飾ると、見慣れた部屋も新鮮に感じ、気持ちまでエレガントに彩られていく。玄関、キッチン、リビング、ベッドルーム、お気に入りの棚の上……、日々の暮らしに花が欠かせない3名に、飾り方のヒントを教えてもらいました。&Premium特別編集「センスのいい人は、何が違う?」より、webサイトで特別に紹介します。

宝物を集めたコーナーに色とりどりの花を。

モデル・高山都さんに学ぶ、花の飾り方とセンス。アロマキャンドルやポプリ、家族写真など大切なものと共に花を飾って、より特別感を演出。
アロマキャンドルやポプリ、家族写真など大切なものと共に花を飾って、より特別感を演出。

好きな作家の手吹きガラスのピッチャーやグラス、旅先などで見つけたアンティークのワイングラス。リビングの一角に置かれた古いガラスのキャビネットに、大切に集めてきた美しいガラスの器を並べている高山都さん。「私の宝物コーナー」というこの場所を彩るのは、さまざまなフォルムの花器に少しずつ生けた季節の花々。

「リノベーションをしていますが、うちは築50年以上のヴィンテージマンションなので、生命力あふれるみずみずしい花を絶やさないようにしたいと思っていて。特に、自宅でのんびりと寛いでいるときや、仕事から帰ってきて真っ先に目に入るこの場所に、花がたくさんあると心がほっと和みます」

中央のユニークなフォルムのアンバーガラスの一輪挿しには、淡い黄色の蘭を。メキシコ製のガラスの花器には、球根付きの青いムスカリ。〈宮城陶器〉の白釉の水差しには、深紅のバラやオンシジウムを合わせて。他にもチューリップやバラ、ドライにしてもきれいなミモザなど、色とりどりの花を飾り、キャビネットの上は華やかなムード。

「近所に新鮮で手頃な生花店があり、立ち寄るたびについ買いすぎてしまって。忙しいときは、スーパーのお花を買うこともあります。何げない花も、合わせる器や高さなどのバランス次第で見え方が変わる。洋服も同じなんですけど、ベストなコーディネートを考える時間がとてもワクワクするんです」

0318修正_高山都さん

高山都 Miyako Takayamaモデル

モデル、執筆業、商品のディレクションなど幅広く活動し、Instagramでは丁寧な生き方の発信も。趣味は料理、ランニング、器集め、和装。2024年11月に4年ぶりの著書『高山都、もの語り ひとりごと、ふたりごと』(宝島社)を刊行。

instagram.com/miyare38

photo : Kazumasa Harada illustration : Shapre text : Kazuyo Nojiri

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