BEAUTY 明日のキレイのために。
〈イソップ〉といえば、の名品ハンドバームが愛され続けるのはなぜ?December 25, 2025

マンダリンオレンジ果皮油やローズマリー葉油、アトラスシーダー樹皮油(香料)などの成分を配合した、シトラス、ウッディ、ハーバルのアロマが香るハンドバーム。500㎖のポンプボルタイプも展開。アンドラム アロマティック ハンドバーム 75㎖ ¥4,290(イソップ ☎03‒6271‒5605)
原点となるサロンで生まれた、35周年の名品ハンドバーム。
〈イソップ〉といえば、自然由来の香り豊かなアイテムが多数揃っていることで幅広い世代から支持を得ているが、ブランドが生まれた背景を知ると、もっと興味が湧いてくるはず。というのも、ルーツはメルボルンの『エメイス』という小さなヘアサロンに遡る1987年の創業当時は、スキンケアをはじめ、植物由来成分を含むプロダクトを出しているブランドはあまりなかったが、美容師としてヘアサロンを経営していたデニス・パフィティスは、早い段階から植物の効果効能に着目し、ヘアケア製品を手がけていた。そのなかで、サロンで施術の待ち時間に顧客にネイルケアをする、というおもてなしがきっかけで生まれたのが、「アンドラム アロマティック ハンドバーム」だ。
2025年で発売35周年を迎えた本品は、ヘアサロンのバックヤードで、デニスがマンダリンオレンジの皮、ローズマリーの葉、シダーウッドアトラスのオイルなどを使って即席で試作を繰り返し、ブレンドして生まれたもの。これが、〈イソップ〉として最初に発表したアイテムだった。あくまでも効果実感を大切にし、納得するまで製品にはしないという姿勢は当初から一貫して変わらない。だから、このハンドバームが生まれたのち、テクスチャーの改良などは行ったものの、基本的には当時の処方をほぼそのまま生かしている。
肌を柔らかくしながら、爪や手首まで潤いを与えるのにベタつかない。溶け込むようになじんで、なめらかに整えてくれる。この使用感からブランドの中でも圧倒的にリピート率が高く、一度離れてもまた戻ってくるユーザーも少なくないという。アルミチューブの形状が、使い込むほどに変化し、〝自分だけの形〞となっていくのも愛着が湧いてくる。おすすめの使い方は、手全体にまんべんなく塗布したあと、爪にさらに重ねて塗り込むこと。これからの季節、甘皮のケアとしても効果的だ。1990年にアンドラムのハンドバームが発売されたのちに、ハンドウォッシュも登場。併用することで、より豊かな香りを実感できる。〈イソップ〉ではまず、手を洗うことから接客が始まる。ブランドの原点であるハンドケアは毎日の何げないルーティンだが、それが特別なひとときに変わることで、日々が豊かになる。〈イソップ〉の名品とともにそんな〝余白〞を楽しみたい。
くぼ・なおこ/ウェルネス&ビューティジャーナリスト。植物療法(フィトテラピー)をツールに、ココロカラダハダケアについて独自発信。
photo : Shinsaku Kato
※この記事は、No.146 2026年2月号「&Beauty」に掲載されたものです。

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