BEAUTY 明日のキレイのために。
「この肌をなんとかしたい」なら、〈メディプラス〉の"乾かない"ゲルを。September 25, 2025

独自成分「オゾン化グリセリン」配合で、乾燥を予防してくれる、オールインワンのゲル状美容液。2プッシュが基本で、就寝前に1プッシュ足すのもおすすめ。スキンケアの導入としても使える。メディプラスゲル 180g ¥4,400(メディプラス 0120−34−8748)
肌を潤しながら育てる、乾燥に打ち勝つゲル。
敏感肌用化粧品の市場が拡大している今、注目したいのが〈メディプラス〉。ひどい肌荒れに悩まされていた開発者の「この肌をなんとかしたい」という切実な思いから生まれたブランドで、2003年以来、20年以上にわたり、多くのファンに支持され続けている。創業時から変わらないのは、肌トラブルもエイジングも、その多くは乾燥が要因だという考え。角質を潤いで包み込み、長時間逃がさない「ゲル状」にこだわって、アレルギー反応を抑え、摩擦が起きないことを重視したスキンケアゲルを目指す。元々、その着想源は、エコー検査で使用するゲルだったという。開発にあたり注意を払ったのが次の4つ。まず肌摩擦を最小限に抑えること、そして湿潤環境を保つこと、鎮静効果をもたらすこと。最後に、ポンプボトルに適した製剤であること。これらを追求し、試行錯誤のうえ誕生したのが「メディプラスゲル」だ。
発売から20年間でシリーズ累計販売数2300万本以上を誇るなど、メディプラスゲルの快進撃が続いていた2023年、ブランドは大きな転機を迎える。グループ会社のメディプラス製薬が開発した独自成分「オゾン化グリセリン」を、世界で初めてゲルに配合することに成功したのだ。保湿成分のグリセリンをオゾンと反応させることで、より保湿効果を強化。肌バリアの要であるNMF・セラミドに加え、インボルクリンという、角質層を構成するタンパク質の生成を促し、角質そのものを整える。角層の中、間、外と3つの肌バリア機能にアプローチしているのが〈メディプラス〉ならではの技術。構想から5年がかかったそうだ。
肌荒れの原因のひとつは、乾燥を引き金とした炎症だと考えられるが、オゾン化グリセリンは保湿するとともに炎症も抑制し、健康な肌サイクルへと導いてくれる。このゲルには、肌を乾燥から守り、一時的な改善だけではなく、炎症やトラブルを起こしにくい、健やかな肌へと育てていくことを目指した、こだわりの処方設計が施されている。その後、保湿力がより強化された「メディプラスゲルコンク」も発売。オイルを使わずに、保湿の強化に成功した逸品だ。夏はゲルで冬はコンク、と季節や肌状態によって使い分ける方もいるとか。驚くほど心地よくなじむゲルは、肌の揺らぎを抑えるだけでなく、安心感を与えてくれる。
くぼ・なおこ/ウェルネス&ビューティジャーナリスト。植物療法(フィトテラピー)をツールに、ココロカラダハダケアについて独自発信。
photo : Shinsaku Kato
※この記事は、No. 143 2025年11月号「&Beauty」に掲載されたものです。