BEAUTY 明日のキレイのために。

毛穴ケアの常識をくつがえす。"溶かして崩す"〈コスメデコルテ〉のクレンジング。July 27, 2025

DECORTÉ | AQ Pore Blackhead Dissolver
DECORTÉ | AQ Pore Blackhead Dissolver
角栓を構成する成分のひとつ、脂質にアプローチしたクレンジング美容液。量子コンピューターを用いて最適な処方を導き出した。乾いた肌に塗布し、水かぬるま湯で洗い流す。ダブル洗顔は不要。40㎖ ¥11,000(コスメデコルテ 0120−763−325)

毛穴角栓を溶かし崩す、量子コンピューターが生んだクレンジング。

 毛穴の黒ずみは、なぜこんなにも頑固なのだろう? 丁寧にクレンジングしているつもりなのに、小鼻まわりのポツポツはなかなか消えてくれない。そんな経験、きっと誰もがあるはず。
 そして、ついに〈コスメデコルテ〉がひとつの答えにたどり着いた。しかも、導き出したのは”量子コンピューター”。この話を聞いたとき、正直、美容の未来が動いたように感じた。
 実は、角栓に含まれる脂質は、一般的な皮脂とは異なる性質を持っているそうだ。しかも、皮脂とタンパク質が層状に重なり合い、まるで年輪のような構造になっている。だから、表面だけを除去しても奥に残り、繰り返し詰まってしまう。その根本的な違いを突き止めたことが、今回の処方開発の出発点になったという。とはいえ、その違いがわかったとしても、どんな成分で、どのくらいのバランスで組み合わせれば、負担なく効果的に角栓を溶かせるのかーー答えを出すのは、並大抵のことではない。そこで〈コスメデコルテ〉は1000億通りを超える配合パターンを、量子コンピューターで演算。洗浄力、保湿力、使い心地など、すべてを満たすベストなレシピを、科学的に導き出したのだ。
 こうして完成したのが、ブランドの最高級ラインのAQから誕生したクレンジング美容液「AQ 毛穴美容液オイル」である。テクスチャーはさらりと軽く、けれどしっとりとした密着感。乾いた肌に塗布して1分置き、洗い流せば、ざらつきが気になっていた小鼻や顎など、まるで角栓の存在すらなかったかのように、つるんと整う。さらに驚いたのは、その洗い上がり。角栓が取れたあと特有のつっぱり感がなく、むしろ肌がふっくらと柔らかい。秘密は、良質な油分をあえて肌に残す処方にある。毛穴ケアと保湿を同時に叶える、まさに美容液のようなクレンジングなのだ。
 さらにもうひとつ特筆すべき魅力は、AQならではのフローラルムスクの香り。スキンケアというより、五感で味わうラグジュアリーなリセット儀式のようなひとときが一日の終わりに訪れる。
 毛穴は、隠すのではなく整える時代へ。未来の計算力で導き出された、まさに科学と美の融合である。クレンジングという日々の習慣が、肌と心を一歩先のステージへと導いてくれるはず。

文/永富千晴
ながとみ・ちはる/美容ジャーナリスト。〈club C.〉主宰。女性誌やウェブで、企画、編集、執筆に携わる。YouTubeチャンネル「永富千晴キレイの未来」も。

photo : Shinsaku Kato
※この記事は、No. 141 2025年9月号「&Beauty」に掲載されたものです。

Pick Up 注目の記事

Latest Issue 最新号

Latest Issuepremium No. 141小さな家、小さな部屋。2025.07.18 — 980円