ビタミンCといえば、これ。「Lypo-C」が10年間、信頼され続ける理由。July 25, 2025

　進化が著しいインナーケア業界で、ここ数年、話題を集めているのが「リポ・カプセル ビタミンC」。名前のとおり、マルチな働きを持つビタミンCを主成分としたサプリメントだが、大きな特徴はリポソーム化された液体タイプである点。ビタミンCは体内で生成できず、外から補給する必要があるが、消耗されるスピードが速く、日常的に適切な摂取量を意識することが、美肌と健康の鍵になる。しかし、水溶性のビタミンCの場合、体内に長くとどまることが難しいという課題も。
　日々手軽にビタミンCを摂取できるようにと、この課題にいち早く取り組んだのが、「未来の健康をつくる」をビジョンに掲げる会社、スピックだ。点滴療法の第一人者、医学博士の柳澤厚生が行っていた高濃度ビタミンC点滴に着目し、吸収率が高いリポソーム化ビタミンCサプリメントの開発に着手。柳澤を筆頭に、医師や美容家など、総勢60人のプロ集団と共に研究を進めた。
　リポソームとは細胞膜と同じリン脂質で構成された微小なカプセルで、水溶性ビタミンCを包み込み、効率的に細胞内に取り込む技術。細胞膜との親和性がよく、ビタミンCの吸収をサポートし、さらに体内に長くとどめることが期待できる。研究チームは、使用感や効果実感など、プロのフィードバックを反映させながら、試作を重ねた。
　そして2015年、ついに肌細胞と同じ成分を用いて、均一なナノサイズのカプセルを作り、甘味料や着色料・香料・防腐剤などの添加物を使用せず、ビタミンCのリポソーム化に成功。液体化という難題にも挑み「リポ・カプセル ビタミンC」として商品化を実現した。液体のため、粘膜吸収させやすく、少し口に含んでなじませるのも効果的な飲み方だという。甘味料を一切使っていないので独特の味わいだが、愛用者からは「クセになる」と好評。パッケージから直接飲めるのも手軽だ。
　継続して愛飲しているユーザーからは、肌がトーンアップした、疲れにくくなった、口内環境が整ったなど、様々な効果実感が届くそうだ。美容感度の高い著名人にも愛用者が多く、さらに口コミを通じて広がりを見せている。紫外線を多く浴びてしまった日や、疲れた日には本数を多めにするなど、生活に合った飲み方ができるのも魅力。美容と健康をサポートする頼もしい味方だ。

photo : Shinsaku Kato
※この記事は、No. 141 2025年9月号「&Beauty」に掲載されたものです。