BEAUTY 明日のキレイのために。

皮膚科医監修のもと、誰もが使えるエイジングケアを目指す。&Beauty キレイの理屈 〈クリニーク〉January 26, 2024

CLINIQUE | smart clinical repair series
CLINIQUE | smart clinical repair series
表情筋と肌老化の関係から研究を重ね、エイジングケアへのアプローチをした”スマート リペア”シリーズ。下から、1月発売の新製品スマート リペア アップ クリーム 50㎖ ¥13,200、スマート リペア アイ クリーム 15㎖ ¥7,920、スマート リペア セラム 30㎖ ¥10,450(クリニーク お客様相談室 ☎0570−003−770)

〈クリニーク〉は、1968年、皮膚科医によって創設された初めてのプレステージ化粧品ブランドだ。
 洗う、角質オフ、潤す、という皮膚生理学に基づいた3ステップが有名だが、これはもともと、肌荒れに悩む患者に処方していた医療目線でのシステムをヒントに開発されたという。「毎日のスキンケアこそが美肌にとって重要だ」という考えのもと、日本には1978年に上陸し、肌荒れに悩む、たくさんの女性から注目を浴びてきた。
〈クリニーク〉の製品は、スキンケアからメイクアイテムまで、すべてアレルギーテスト済み。今ではおなじみのパッチテストも、1968年に〈クリニーク〉が化粧品で初めて取り入れたという。また、香料成分がアレルギーを引き起こす可能性があるということを考え、当時から無香料だ。ブランド誕生から50年以上、徹底して「低刺激」「皮膚科医目線」を貫き、これまでに600万回のアレルギーテストを行ってきたというから頭が下がる。この徹底した信念のもと、研究、臨床を重ねながら皮膚科医と共に歩んできた。そのなかで、35年も研究し続けているというペプチドを軸に、独自のハリ成分CL1870複合体をベースにして、2021年に誕生したのが”スマート リペア”シリーズだ。効果の高いエイジングケア成分はたくさんあれど、〈クリニーク〉がこだわるのは、低刺激で、敏感肌の人でも使え、包括的に働きかけるという皮膚科学に基づいた処方設計。話題のレチノールも、肌への刺激が抑えられたレチノール誘導体(次世代型レチノイド)を選定し、その他にも肌を落ち着かせ、修復するカフェイン+アルゲエキスをも配合。学術誌に載る論文も出しながら、効果実感に関しての臨床にも挑み続けている。例えば、独自の複合成分とレーザー治療を比較するなど、化粧品効果の可能性を追い求め、結果を出し、製品のクオリティを高める努力を怠らない。1月1日には新たにクリームを発売したが、デジタル世代特有の肌のゆるみにアプローチする革新的製品だ。額、ほうれい線、皮膚の薄い首にも使える次世代クリーム。ここでももちろん、皮膚科医目線で、朝晩、低刺激で敏感肌でも使え、包括的にケアできる処方設計を遵守している。この絶大なる信頼感、フィロソフィーが宿っているからこそ、〈クリニーク〉は愛され続けているのだ。

文/久保直子
くぼ・なおこ/ウェルネス&ビューティジャーナリスト。植物療法(フィトテラピー)をツールに、ココロカラダハダケアについて独自発信。

※この記事は、No. 123 2024年3月号「&Beauty」に掲載されたものです。

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