BEAUTY 明日のキレイのために。
738種の成分が肌全体にアプローチする黒米発酵エイジングケア。&Beauty キレイの理屈 〈FAS (ファス) 〉September 30, 2023
SNSなどの影響により、ある特定の成分に着目してスキンケアを選ぶという”成分偏食”ともいえる傾向が見られるとのこと。そんな時代背景を読み解き、「これからの時代、大人の肌に寄り添うスキンケアとは?」という課題に対し、新たなる美容成分の開発からスタートさせたブランドがある。それが、シロクから誕生した発酵エイジングケアブランド〈FAS(ファス)〉。独自開発した美容成分の魅力を最大限に引き出す処方、そしてエビデンス研究にも力を注ぎ、共に年齢を重ねていきたくなるブランドを目指す。
主役となるのは”発酵をコントロールする”という新たなサイエンスにより誕生した京丹後産の黒米発酵液。京丹後の黒米は、白米や玄米よりも栄養価が高く、特に黒い色のもととなるアントシアニンが多く含まれている。この京丹後の黒米に発酵の匠により選ばれたアルコールをほぼ産生しない特別な酵母を加え、温度や時間のコントロールによる二段階の発酵を経て丁寧に抽出された黒米発酵液が作り出された。その1滴には、なんと738種類もの低分子の有効な成分がブーストされているのだ。発酵の過程で生まれるナイアシンアミドなどのビタミン類、ミネラル、カルシウム、アミノ酸……また話題のペプチドなどを豊富に含むとのこと。この革新的な独自発酵技術による黒米発酵液により、成分の偏りなく肌に巡らせ、肌本来のさまざまな機能をサポートしてくれる。
10月に発売となるのは、水の代わりに黒米発酵液を90%含んだローション「FAS ザ ブラック エッセンス」と、シワ改善効果のあるクリーム「FAS ザ ブラック クリーム」の2品。発酵液というと匂いやテクスチャーなどが気になるところだと思うが、この黒米発酵液は肌なじみがよく、天然精油のハーバルシトラスの香りが爽やか。夏に消耗した肌の枯渇感、そして黄色く色褪せたような濁りを感じる肌のくすみを払いつつ、潤いに満ちた肌を目指したい、というダメージケアにも、素肌力を高めてくれる頼もしい2品である。
また、京都・東山に、100年の歴史を持つ古民家を改装したフラッグシップ店を発売と同時にオープン。発酵をテーマにした食事やワークショップも楽しむことができるという。発酵の力を内から外から堪能しに行ってみたい。
※この記事は、No. 119 2023年11月号「&Beauty」に掲載されたものです。