BEAUTY 明日のキレイのために。
肌の根本に働きかける漢方素材に着眼。&Beauty キレイの理屈 〈イグニス〉May 26, 2023
1996年、植物のエネルギーに着目し自然派スキンケアブランドとして誕生した〈イグニス〉。女性の社会進出により、ストレスフルで弱った肌へ”癒やし”を与えてくれるブランドとして生まれた。この世界観を支えているのが、秋田県白神山地の麓にある、有機JAS認証を取得した自社研究所の畑だ。2007年のリニューアル後から、白神の畑で育てた有機植物から抽出したエキスの配合を開始。より植物のトレーサビリティを明確にし、肌実感にこだわったスキンケアだけでなく、五感で楽しむボディケアやヘアケアなど、植物の力をもとに、ワクワク楽しめるような独自のプロダクトを送り出してきた。3代目は2020年4月に発表、製造販売元を白神研究所とし、さらなる植物の有効性、安全性の高い原料にこだわった。
そんな、〈イグニス〉だからこそできる新しいケアを開拓したい、という思いで着目したのが、肌の根本にアプローチし、「栄養を届ける」「老廃物を排出する」という、根底から肌を整えていくこと。肌に栄養を届け、肌内部の巡りを強化し、肌の中から強くしていく成分を追求し、たどり着いたのが漢方の素材だったのだ。過去の製品に採用し、効果の高かった漢方素材の知識の蓄積をも結集させ、厳選されたのが、葛根、月桃葉、桑黄、桃仁などの漢方エキス。肌の根源を底上げするパワフルな成分と、至福のテクスチャーにより、〈イグニス〉の最高峰”エフフォーリア”が誕生した。
使い続けているうちに、内側からふっくらとして、ハリのある、みずみずしい肌に導いてくれる。中身だけでなく、テクスチャーにも並々ならぬ思いを込めているため、ミルクはなめらかで心地よく、ローションはシャバシャバした感触だが、微細なオイルが配合されており、保湿力は抜群。やや硬めのクリームは、肌にのばすとなめらかに浸透し、バリア機能を守ってくれる。どれも絶妙な感触で肌に心地よく届ける設計になっている。
また、季節に合うお手入れを提案する〈イグニス〉は、春夏の光老化に着目した”ホワイトライン エフフォーリア”を2023年3月に発売。本格的な原料にこだわりながらも、スキンケアの楽しさ、環境に合わせたオリジナリティあふれるプロダクトを追求し、生み出し続ける〈イグニス〉に、今後もさらに注目していきたい。
※この記事は、No. 115 2023年7月号「&Beauty」に掲載されたものです。