BEAUTY 明日のキレイのために。
抜け毛・薄毛・毛細りなど女性の髪の悩みに立ち向かう。&Beauty キレイの理屈 〈大正製薬〉April 26, 2023
抜け毛・薄毛に悩む人々が、その対策として、必ずといっていいほど話題にするのが、発毛を促す有効成分、ミノキシジルを配合した〈大正製薬〉の「リアップ」ではないだろうか。この製品は、海外で発毛剤として使われていたものが、日本で一般販売用の医薬品として認められたことが始まり。今回フォーカスするのは、その製品の女性版「リアップリジェンヌ」だ。
今から約20年前、頭皮の悩みは主に男性に多く見られていたのだが、35歳を境にして、女性にも髪のボリュームにおける悩みが年々増えているということが判明。さらに、男性用として販売している「リアップ」を女性が使うケースがしばしば報告されたり、実際にお客様相談窓口に「女性も使えるのですか?」といった問い合わせが増えたりしたという。そこで、2005年に初代となる「リアップレディ」を発売するに至る。こちらにももちろん、有効成分のミノキシジルを配合。
さらに抜け毛対策のニーズの高まりを受け、2011年に男女の頭皮環境の違いに着目した「リアップリジェンヌ」を新たに発売。一般的に男性の頭皮は皮脂分泌が多いのに比べ、女性は頭皮が乾燥しやすいという特徴がある。頭皮環境を健やかに整え、ミノキシジルの発毛効果をサポートする3つの有効成分と、湿潤剤としての添加物(ヒアルロン酸Na)を配合した製品が完成したのだ。継続使用して、個人差はあるものの、半年くらいから「抜け毛が減った」「毛が生えてきた」などの効果が見られるようで、「もっと早く使えばよかった」という声も多数届くようになったという。
2020年には、発毛効果が得られる、1㎖を1日2回という用法・用量を守り、毎日続けるためには簡単さも肝心ということで、ワンタッチで計量できる容器に改良。格段に使いやすく進化し続けている「リアップリジェンヌ」。ただ、これだけ女性の頭皮や髪の悩みが深刻化し、ヘアケア市場が活発なのに対し、「まだ早い」と発毛剤に対して消極的な声があるのも現状だ。髪の状態の変化に対して、医薬品で生やすという選択肢を念頭に置くだけで、悩みの深さは変わってくるし、早くケアを始めたことで、QOLにも大きく影響を与えるはずだ。その意味でも「リアップリジェンヌ」は今後、ますます存在感を増してくるに違いない。
※この記事は、No. 114 2023年6月号「&Beauty」に掲載されたものです。