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人生100年時代の女性の健康を担う存在に。&Beauty キレイの理屈 〈大塚製薬〉July 25, 2022

Otsuka Pharmaceutical | EQUELLE
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大豆を乳酸菌で発酵させたエクオールを含有した、ゆらぎ期の女性のための基礎サプリメント、エクエル。ボトルタイプ 112粒(1日4粒目安・28日分) ¥4,320(大塚製薬エクエル相談窓口 ☎0120−008018)

「ポカリスエット」や「ファイブミニ」などのヒット製品を生み出してきた〈大塚製薬〉。最近の注目株といえば「エクエル」ではないだろうか。
 話は、水分と運動と栄養の3つの柱で製品開発を進めていたという1996年に遡る。その頃、〈大塚製薬〉で次なる大きなテーマとして掲げられたのが「女性の健康」だったという。そのテーマに沿う素材として着目したのが、海外から注目されていた、長寿国・日本の食の要、大豆イソフラボンだ。今さら日本人に必要なのか?という疑問があるなか、調査を開始。イソフラボンといえば、女性が摂りたい成分として知られているが、その延長線上として、その頃まだ注目されていなかった女性の”ゆらぎ期”に焦点が当てられた。
 一方、研究を進めるうえで、大豆イソフラボンが腸内細菌によって「エクオール」に変換されることが大事だと確信し、研究を続行。2002年、世界で初めてエクオール産生乳酸菌を発見し、その後、発酵法によるエクオールの調整に成功。安全性、有効性、製造法の3つを死守しながら、2014年にようやく製品化でき、発売に至ったという経緯がある。
 なぜここまで諦めずに熱量を注げたのか。それは、〈大塚製薬〉の企業理念によるものが大きい。「まだ見えていないニーズを探し、ものを創る」という理念が宿っているからこそ、ニッチなテーマや素材に対して、我慢強く取り組み続け、時間をかけて革新的な製品を世へ送り出していくのだ。そうして18年の歳月をかけてセンセーショナルに世に現れた「エクエル」は、女性特有の健康課題という難しい領域へアプローチできる食品として、大きな期待と関心を集めた。薬ではなくてあえてサプリメント=食品にしたのも、日常的に摂取しながら手軽にセルフケアできるものを、という思いからだ。
 発売後、「エクエル」の良さは口コミでも広がり、今や専門家にも生活者にも信頼されるサプリメントとしての地位を確立しつつある。製品とともに市場を育てるのが〈大塚製薬〉スタイルでもあるが、市場や専門家への啓発も積極的に行い、前向きな姿勢を少しも崩さない。〈大塚製薬〉の女性のウェルネスに関する役割は、この先ますます高まっていくだろう。

文/久保直子
くぼ・なおこ/ウェルネス&ビューティジャーナリスト。植物療法(フィトテラピー)をツールに、ココロカラダハダケアについて独自発信。

※この記事は、No. 105 2022年9月号「&Beauty」に掲載されたものです。

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