Lifestyle

January 09, 2023 〈LOISIR〉デザイナー、前田敬子さんのコーヒーライフ。
この時間が大切なインスピレーション源に。 &Coffeebreak 喫茶店のこと、そしてコーヒーの話 。

2022年12月6日発売の『&Premium』の特別編集MOOK「喫茶店のこと、そしてコーヒーの話」。自宅で豆を挽いて淹れる一杯も、お気に入りの専門店で味わう一杯も。毎日の生活の中で、コーヒーを楽しむ時間はなくてはならないもの。そんなコーヒー好き11人が登場する企画「私のコーヒーライフ」から、〈LOISIR〉デザイナー、前田敬子さんのコーヒーがある暮らしを紹介します。

〈LOISIR〉デザイナー、前田敬子さんのコーヒーライフ。この時間が大切なインスピレーション源に。ロワズィール
天井が高く、ゆったりとした空気が流れる前田敬子さん宅のリビング。

「一日の始まりを告げる、ネルドリップの時間」

 

「コーヒータイムは欠かせない時間であり習慣。癒やされるという以上に、コーヒーを淹れないと一日が始まらないし落ち着かなくて」と話す〈ロワズィール〉デザイナーの前田敬子さん。

 朝はたっぷり注げるマグカップでブラックコーヒーを飲み、帰宅後や休日は好きなスイーツに合わせて楽しむのが日々の習慣。純喫茶気分を味わいたいときはアンティークの器に淹れて、好きな音楽を聴きながら過ごしている。

「とにかく甘いものが好きなんです。食べない日はないんじゃないかな」。笑いながら手にしたのはショコラシュトーレンとクッキー。どちらも料理家のたかはしよしことコラボレーションした〈ロワズィール〉の人気スイーツ。コーヒーは、数年前からネルドリップで淹れはじめた。きっかけは、オープン以来通う東京・西永福の珈琲店『ヤルクコーヒー』の味。

「それまでずっとペーパードリップでしたが、『ヤルクコーヒー』がネルドリップで淹れているのを見ているうちに真似したくなって。オーナーの『ペーパーより少しラフに淹れてもいいよ』という言葉にも背中を押され、ついにネルドリップデビューしました。ネルだと雑味が取れやすいのか、すごくまろやかになるんです」

 ネルは乾燥させないように水を張った小さなボウルで冷蔵保管。使うたびに洗い、目詰まりしてきたら交換する。想像よりは手がかからないと感じたこともあり、無理なく習慣化できた。

 窓際のソファに座り、淹れたてのコーヒーを片手に開いたのはジョン・ゴセージやテリ・ワイフェンバックの写真集。共に暮らす愛猫たちのキャットウォークを兼ねた壁一面の本棚には、美しい写真集がずらりと並んでいる。

「学生時代から写真集が好きで、いろいろ集めているんです。見ているだけで、不思議と想像力を掻き立てられますね」

 日常のほんのひととき、この時間が前田さんの大切なインスピレーション源となっている。

 
キッチンの窓辺には日常的によく使う器や道具が飾られている。
キッチンの窓辺には日常的によく使う器や道具が飾られている。
目盛りのついた小鍋で湯を沸かしたら〈カリタ〉の細口ポットへ。友人からプレゼントされたポーランド製のマグカップは、使い勝手に惚れて買い足すほどのお気に入り。
目盛りのついた小鍋で湯を沸かしたら〈カリタ〉の細口ポットへ。友人からプレゼントされたポーランド製のマグカップは、使い勝手に惚れて買い足すほどのお気に入り。
ふだんは〈ポーレックス〉の手挽きミルで豆を挽くが、友人が訪れることも多いため〈カリタ〉の電動ミルを購入。
ふだんは〈ポーレックス〉の手挽きミルで豆を挽くが、友人が訪れることも多いため〈カリタ〉の電動ミルを購入。
愛飲している豆。「完成されたバランス」と絶賛する「ヤルクブレンド」(右)。猫が好きなレモングラスをイメージしたオリジナルブレンド「Kitty Smile」はフルーティな味わいが特徴。
愛飲している豆。「完成されたバランス」と絶賛する「ヤルクブレンド」(右)。猫が好きなレモングラスをイメージしたオリジナルブレンド「Kitty Smile」はフルーティな味わいが特徴。
前田敬子さんのコーヒーライフ

【beans】
〈ヤルクコーヒー〉の「ヤルクブレンド」(シティロースト)
〈ロワズィール〉の「Kitty Smile」

【tools】
〈カリタ〉のナイスカットGと細口ポット
〈ハリオ〉のネルドリッパー
 
 
 

前田敬子 Keiko Maeda

ファッションブランド〈LOISIR〉デザイナー。猫とコーヒー、音楽と旅をこよなく愛する。現在は、えいた、にんにんと名付けた2匹の猫、老犬どんべえたちと暮ら

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photo:Kazumasa Harada text:Miyuki Kokubu

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