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料理人・野村友里さんが主宰する展覧会「Life is beautiful: 衣・食植・住展」が、2年ぶりに東京・表参道の『GYRE GALLERY』で開催。October 16, 2025

おいしいお米を食べ続けるために、今考えること。

料理人・野村友里さんが主宰する展覧会「Life is beautiful: 衣・食植・住展」が、2年ぶりに東京・表参道の『GYRE GALLERY』で開催。

『&Premium』の記事でもおなじみの料理人・野村友里さんが主宰を務める展覧会「Life is beautiful:衣・食植・住展」が、11月27日(木)まで東京・表参道の『GYRE GALLERY』で開催されている。

野村さんはこれまで、食を通して多くの生産者や土地と関わるなかで、あらゆる生物の循環をもたらす“土”に意識を向けるようになったという。その循環の一部になれるよう、今の時代なりの方法を考えるために、「衣食住」をテーマにフィールドワークを続けてきた。

料理人・野村友里さんが主宰する展覧会「Life is beautiful: 衣・食植・住展」が、2年ぶりに東京・表参道の『GYRE GALLERY』で開催。
料理人・野村友里さんが主宰する展覧会「Life is beautiful: 衣・食植・住展」が、2年ぶりに東京・表参道の『GYRE GALLERY』で開催。

2021年の「衣」展では、古来から神聖なものとして大切にされてきた大麻布から、日本の原風景を辿る展示を。2023年の「住」展では、変化する環境のなかでの「安心できる住まい」について考え、日本の住環境を守り続けてきた「米=稲」に注目した展示を開催。そして今回、締めくくりとして、衣食住すべてに共通する要素である「米」を、“食”の観点から改めて考え直す。

3000年以上前に日本に伝わり、時代の変遷とともに変化した稲の系統図をはじめ、豊作を祈るために作られたしめ縄、伝統技法と現代的な感性が融合した陶芸作品などが会場に並ぶ。 陶芸家・小野哲平さんや二階堂明弘さんなど、全国で活躍する作り手も参加し、「私たち(日本人)は、なぜお米を食べるのだろう?」という根源的な問いに立ち返った、一人ひとりの力強い言葉も展示されている。天井から吊るされた稲わら、足元に敷かれた土、空間に流れる自然音に囲まれ、現代にふさわしい「食」の在り方を一緒に考えてみたい。

Event Information「Life is beautiful : 衣・食植・住」

料理人・野村友里さんが主宰する展覧会「Life is beautiful: 衣・食植・住展」が、2年ぶりに東京・表参道の『GYRE GALLERY』で開催。

会期:2025年10月10日(金)〜11月27日 (木)
開場:『GYRE GALLERY』(東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3F)
開場時間:11:00〜20:00
入場料:無料
展示作品:Straft(クラフトユニット)、内田剛一(陶芸家)、小野哲平(陶芸家)、故金あかり(陶芸家)、十場あすか(陶芸家)、十場天伸(陶芸家)、二階堂明弘(陶芸家)、濱名一憲(アーティスト)

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