FASHION 自分の好きを身に付ける。
『十三や』のとき櫛:&days よい一日を、このアイテムと。January 16, 2024
使うだけでなく育てて、一生ものに。
京都を訪れた際、「芸舞妓さんも信頼している道具」と聞いて手に取った『十三や』のとき櫛。素材は樹齢30年を超える鹿児島・指宿産の黄楊をさらに10年以上寝かせたもの。明治8(1875)年の創業以来、今もほとんどの工程が手作業で、一つ一つの歯を弓のこで切り出しているという。丁寧に作られた一本を自分に馴染ませるには、やはり手入れしながら”育てる”ことが大切。月に一度は椿油などに漬けることで、美しい褐色に変わり光沢に深みが出て、一生ものになる。¥9,680(十三や ☎075−211−0498)その他スタイリスト私物
fashion direction : Mitsuru Kurosawa photo : Keita Goto (W)
※この記事は、No.122 2024年2月号に掲載されたものです。