日々の暮らしにアートを。THINGS FOR BETTER LIFE #16
THINGS FOR BETTER LIFE #16 日々の暮らしにアートを。
日々の暮らしにアートを。THINGS FOR BETTER LIFE #16October 14, 2024
ベターライフのために知りたいテーマをまとめた小特集「THINGS FOR BETTER LIFE」、今回は「日々の暮らしにアートを」。
誰でも無料で触れることができる有名作家によるパブリックアート、小さくても魅力的な美術館、開催中の注目の展覧会について…。心を揺さぶるアートの存在が、毎日をきっとベターにしてくれるはず。
河内タカがナビゲート。誰もが楽しめる、パブリックアートの魅力。
Art 2022.7.9美術館に収まらず、自由に観られる公共の場所にあって、誰でも無料で触れることができる有名作家によるパブリックアート。2022年6月発売の特集「心を揺さぶる、アートの力。」に掲載したパブリックアートの一部を紹介。本サイトの連載でもおなじみの美術ライター・河内タカさんが選んだ作品とは。美術館に収まらず、自由に観られる公共の場所にあって、誰でも無料で触れることができる有名作家によるパブリックアート。2022年6月発売の特集「心を揺さぶる、アートの力。」に掲載したパブリックアートの一部を紹介。本サイトの連載でもおなじみの美術ライター・河内タカが選んだ作品とは。 有機的なかたちのモニュメントが、 人々の希 …
空間と共鳴するアートの旅。フィリップ・パレーノの国内最大規模となる個展「この場所、あの空」が箱根『ポーラ美術館』で開催中。
Art 2024.6.19現代のフランス美術を代表するアーティスト、フィリップ・パレーノ(Philippe Parreno)。先端技術を積極的に取り入れながら、映像、音、オブジェなど、作品は多岐にわたる。ニューヨーク近代美術館やパリのポンピドゥセンターなど、欧米の主要美術館で数多くの個展を開催してきた彼がこのたび、箱根の『ポーラ美術館』にて国内最大規模の個展「フィリップ・パレーノ:この場所、あの空」を開催。会期は12月1日(日)まで。1990年代の初期作品から初公開の新作まで、幅広い作品を鑑賞できる。 本展の開会式でパレーノは「アート作品を”音符”のように捉えている」と語った。空間によって作品の響き方は変わり、作品同士 …
『安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄』、『かぜのび』。小さいけれど個性的! 空間も楽しめる美術館。
Art 2022.7.10「ここは春夏秋冬、どの季節に行っても、その時季なりの楽しみに出合うことができます」と、〈キュレイターズ〉の水野昌美さん。 1945年に北海道美唄市で生まれ、イタリアを拠点に創作を続ける彫刻家・安田侃かん。閉山となった炭鉱の町の小学校跡地に作られたこの美術館は、野外を含めて安田の彫刻、約40点を観ることができる。その基本理念は〝今を生きる全ての人が、無心に、自由に、思い思いの時間を過ごすための芸術広場〞であること。自然、人、地域、芸術の交流の場となっているのだ。 「私は夏と冬に行きましたが、夏のキラキラした日差しの中で風を感じるのも素敵だし、雪で真っ白になる風景もいい。彫刻と景色が一体化してい …
少女時代の心の傷を癒すために芸術作品を生み出し続けたルイーズ・ブルジョワ【河内タカの素顔の芸術家たち】
Art 2024.10.10六本木ヒルズの広場にパブリック・アートとして置かれている巨大な蜘蛛のブロンズ作品『ママン』。お腹に抱える卵が大理石でできた高さ9メートルを超えるモンスターのような彫刻ですが、あの作品の生みの親が、パリに生まれてその後70年にわたりニューヨークで制作を行ったルイーズ・ブルジョワです。現在、森美術館にて個展が開催されているブルジョワの芸術にとって「蜘蛛」は重要なモチーフであり、自身のママン(母親)を象徴するものだと語っていました。蜘蛛が母親とはいったいどういうことなのでしょう。