心をふるわす、言葉との出合い。THINGS FOR BETTER LIFE #4

さくらももこの『あのころ』の、顔を合わせれば《「おはよう」とぐらいは言う関係ではあったものの、そんな事ぐらいオウムでも言うので親しさとは関係がない》という一文。突き放すような「オウム」の色気に朝井リョウさんは痺れたという。
初来店時、くどうれいんさんだと気がついて声をかけた店主の薄田通顕(みちあき)さん。普段は客に話しかけないが、彼女の著作を扱っていたためこのときばかりは例外だった。ふたりが見ているのは、せんだいメディアテークで開催された『青野文昭 ものの, ねむり, 越路山, こえ』展の作品集『AONO FUMIAKI NAOSU』。手前は、くどうさんがいつも時間をかけてチェックするZINEのコーナー。
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書評家・江南亜美子が選ぶ、心がふるえる言葉を紡ぐ海外エッセイ。&Books 素敵な人になるための読書案内。

THINGS FOR BETTER LIFE #4 心をふるわす、言葉との出合い。

心をふるわす、言葉との出合い。THINGS FOR BETTER LIFE #4September 02, 2024

ベターライフのために知りたいテーマについて、いくつかの記事をまとめてお届けする小特集「THINGS FOR BETTER LIFE」。第4回のテーマは、「心をふるわす、言葉との出合い」。

心に残る一冊の本やそこに綴られた言葉、素敵な本を教えてくれる本屋の存在…。いつまでも心に残る言葉との出合いが、「ベターライフ=より良き日々」のためのヒントをきっと授けてくれるはずです。

※掲載しているデータは記事掲載時のものです。