高松、尾道、倉敷、周防大島。瀬戸内を巡る旅。July 31, 2025

Landscape_多層な歴史に魅了される、四国の玄関口。 | 武将・那須与一が扇の的に矢を放ったというエピソードが残る、源平合戦の舞台となった屋島は、高松のシンボル的存在。屋島山上は南北約5㎞にわたって平坦地が続き、四国霊場第84番札所『屋島寺』やイルカショーも行われる水族館『新屋島水族館』、複合施設『やしまーる』もある。また、源氏が勝どきとして陣笠を投げていたことを起源とする開運厄除のかわらけ投げもできる。その展望台からの眺めは左手に市街地、右手に瀬戸内海の風景が広がる。「ここからの眺めは本当に素晴らしい。多島美といわれる、瀬戸内海の美しさが凝縮されていると思います」と、谷真琴さん。左手前の島は女木島で、昔話の桃太郎に登場する鬼ヶ島だといわれている。
116_p054-061_尾道_21 | 自然農法で栽培された柑橘を扱う『レモンラボ』(瀬戸田町瀬戸田284‒3)。穫れたて自然農レモンが購入できる。
めん処 みやち 山と海の距離が近く、古き良き面影の残る町、尾道 ビズー 岡本久美子 | 尾道本通り商店街にある『めん処 みやち』(尾道市土堂1‒6‒22)は、長年地元民から愛されている老舗。岡本さんが好きなのが、小エビのかき揚げが入った「てんぷら中華」(並¥730)。出汁が効いた優しい塩味のスープが染みる。
116_p054-061_尾道_17 | 瀬戸田では、海沿いを走るサイクリングが人気。自転車もレンタルできる。

THINGS FOR BETTER LIFE #94 高松、尾道、倉敷、周防大島。瀬戸内を巡る旅。

高松、尾道、倉敷、周防大島。瀬戸内を巡る旅。July 31, 2025

瀬戸内海に面した町には、美術はもちろん、工芸や自然、建築、食など、まだ知られていない魅力がたくさん詰まっています。

高松、尾道、倉敷、周防大島の4つのエリアから、現地で暮らす人が教えてくれた町の巡り方や、旅好きのあの人がわざわざ足を運びたくなる店を紹介します。

8月から始まる「瀬戸内国際芸術祭2025」とあわせて、夏の旅の手引きとしてお楽しみください。