Recommendation
by MARGARET HOWELL / September 19, 2020 / 〔SPONSORED〕 &Essential Things
Cotton Gabardine Coat × Miwako Ichikawa
ブランド誕生50年を迎えた〈マーガレット・ハウエル〉。長年愛され続けるその魅力とつくりの良さについて、ブランドにゆかりのある人々にインタビューする連載シリーズ。第3回は、モデルで女優の市川実和子さんが登場。
photo : Norio Kidera styling : Lisa Sato (bNm)
hair & make-up : Yoshikazu Miyamoto (bNm) edit & text : Chizuru Atsuta

長年支持されてきた、シンプルでマニッシュなコート。
「〈マーガレット・ハウエル〉は自分のファッションのベースとなるブランドです。母が好きだったこともあって、スカートをはいて嬉しそうにしている姿や当時のロゴの絵柄など、幼心によく覚えています」と語るのはモデルで女優の市川実和子さん。当時の記憶が色濃く残っていて、気がつけば自身も好きなブランドになっていたという。
「最初に購入したのは、確か20代の頃、スタンダードな白いシャツでした。今でも贈り物で悩んだときなど、ショップに行ってホームプロダクトも選ぶことが多いです。良質でデザインもシンプルだから、贈られたらきっと嬉しいはずだと思って。どれも”間違いない”という安心感があるのもいいんですよね」
職業柄、いろいろなファッションに袖を通す機会が多い市川さんだが、個人的にはシャツ、グレーのニット、デニムがスタンダードアイテムで、普遍性があり、実用的なものが好き。今回身に着けたコットンギャバジンのステンカラーコートは、〈マーガレット・ハウエル〉がずっと作り続けている、ブランドの顔となる、定番のマニッシュなアウターだ。「トレンチコートは、日本人には着こなしが難しい気がしていたところがありました。でもこれは、トレンチ風のディテールは採用されながら、ラグランスリーブのステンカラーコートなのでとてもシンプル。気軽に羽織れて、かなり着回しができます」
若い頃はコーディネートで足し算をしていくことも好きだったが、年齢を重ねるうちに自然と削ぎ落とす作業をするようになり、徐々に自分の好きなものや欲しいものが絞られてきたと市川さん。
「昔から好きなものは変わっていないんです。あまり着てない時期があっても、捨てたくないので取っておくと数年後にふと着たくなる。自分のサイクルにはまる時期がやってくる、そんな服が多いです。〈マーガレット・ハウエル〉はどんな時代でも着られる服。そういったところもまた長く愛される魅力なんだと思います」


市川実和子
モデル・女優
1990年代より雑誌『anan』『CUTiE』などのモデルとしてカリスマ的な支持を集める。2000年の映画『アナザヘヴン』を皮切りに、『溺れるナイフ』『猫なんかよんでもこない。』(ともに2016年)など女優として活躍。ホラーからコミカルまで演じる幅の広さが魅力。
MH50 STORY 3/5
マーガレットの父親が着ていた園芸用のギャバジンのコートにインスピレーションを受けて、1970年代からアップデートを繰り返しながら作り続けているステンカラーコート。本人いわく「経年で柔らかくなったコートの袖をロールアップしてカジュアルに着ていたのを見て、同じようにできないかと思ったんです。シャツ生地を裏地にしてみたり、スルーポケットなどのディテールも採用しました。オーバーサイズで、ゆったりとした着心地を大事にしています」。
●問合せ/MARGARET HOWELL/アングローバル ☎03−5467−7864
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