Travel

Cozy Time in Itoigawa
石のまち・糸魚川で過ごす、特別な時間。June 20, 2019 / 〔PR〕


海と山、手つかずの自然が身近にあり、
日本の国石ヒスイの最大の産地である新潟県糸魚川市。
次の休日は癒やしと発見を求めて糸魚川へ。

1906-itoigawa-img01b
ヒスイ海岸は糸魚川駅から車で約5分。天気のいい日は能登半島や佐渡島も望むことができる。

波打ち際を歩きながら、石を探す旅。

新潟県の最西端、日本列島の東西の境界線に位置する糸魚川市。日本随一のヒスイの産地であり、ヒスイにまつわる場所が点在する”石のまち”として知られている。色とりどりの小石が連なるヒスイ海岸には、石拾いを楽しむ人たちの姿がちらほら。複雑な地形と地層で成り立つ糸魚川の大地から年月をかけて流れ着いた石は多種多様で日本一といわれるほど。白、グレー、緑、ラベンダー……と自然が生み出す唯一無二の色と形、質感の石に触れる時間は、普段デジタル機器に触れることの多い現代人にとって新鮮に感じられる。打ち寄せる波と転がる石が織りなす音も心地よく、時間が経つのを忘れてしまうはずだ。海岸で石を探した後は、『フォッサマグナミュージアム』へ。世界中から集められた鉱物が展示されているほか、学芸員による石の鑑定も行われている。海岸で拾った石がヒスイと鑑定されることもあり、宝探し気分と知的好奇心が満たされる。
日本海だけでなく、北アルプスの山々が隣接する糸魚川は緑も豊かな場所。ヒスイの原産地で糸魚川の象徴でもある小滝川ヒスイ峡では、清流と約5億年前に生まれたヒスイの原石、荒々しい岩肌の明星山が織りなすダイナミックな絶景が広がる。池のほとりを散策しながら森林浴を楽しめる高浪の池など、自然の中でくつろげるスポットを巡るのも楽しい。
そして糸魚川はその豊かな自然から生み出される山や海の幸、日本酒が充実している食の宝庫という一面も。海を眺めながら名物の紅ズワイガニを堪能できる道の駅は、最近では海外からも注目を集めているほど。東京から北陸新幹線で約2時間。日常から離れて自然と向き合い心をほぐす、そんな大人の休日にぴったりの場所だ。

茅葺き屋根が見事な能生白山神社の拝殿。ヒスイの力で糸魚川を治め古事記などにも登場する奴奈川姫(ぬなかわひめ)が祀られている由緒ある場所。
茅葺き屋根が見事な能生白山神社の拝殿。ヒスイの力で糸魚川を治め古事記などにも登場する奴奈川姫(ぬなかわひめ)が祀られている由緒ある場所。
フォッサマグナミュージアムの学芸員が石の種類を鑑定。鑑定サービスは曜日・時間が限られているため注意。
フォッサマグナミュージアムの学芸員が石の種類を鑑定。鑑定サービスは曜日・時間が限られているため注意。
石英、緑色岩、チャートなど、さまざまな石が見つかる。
石英、緑色岩、チャートなど、さまざまな石が見つかる。
海の守り神として知られる厳島神社がある弁天岩。8月に行われる海上花火大会は夏の風物詩。
海の守り神として知られる厳島神社がある弁天岩。8月に行われる海上花火大会は夏の風物詩。
日本海に沈んでいく夕日。
日本海に沈んでいく夕日。
国の天然記念物にも指定されている小滝川ヒスイ峡。ここから流れ出たヒスイはやがて海岸へとたどり着く。
国の天然記念物にも指定されている小滝川ヒスイ峡。ここから流れ出たヒスイはやがて海岸へとたどり着く。

Itoigawa City Information

糸魚川へは東京から北陸新幹線で約2時間。大阪からJR在来線と北陸新幹線で約3時間30分。貴重な地質から一帯は糸魚川ユネスコ世界ジオパークに認定されている。石の魅力を日帰り・1泊2日で体験できる「石のまちツアー」を9月から開催予定。

●問合せ/糸魚川市観光協会 ☎025−555−7344

photo : Mina Soma text : Rie Ochi

Pick Up おすすめの記事

Latest Issue 最新号

Latest Issuepremium No. 125スタンダードと、センス。2024.03.19 — 930円