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中納良恵さんがNew Album『あまい』を6月30日にリリース。待望の６年ぶり、３枚目のソロアルバム。／ June 15, 2021

心の柔らかなところに寄り添う、慈愛と遊び心に満ちた楽曲。

本誌や＆Premium.jpの音楽連載「土曜の朝と日曜の夜の音楽」に出演するなど、想像力豊かな感性をお届けしてくれている中納良恵さん。EGO-WRAPPIN'でのヴォーカリストとしての表現とはまた違った一面に出合えるソロ作品が6月30日に発表される。

ピアノ弾き語りを基調としたミニマムな演奏と声の表現の可能性を探った楽曲群は、聴くものを優しく包み込む慈愛や遊び心に満ちている。耳元で語りかけてくれるような温もりを感じる歌声とメロディー。目に見えないものを信じるしなやかな強さ——。繊細な心の機微を表現した幻想的な世界観と対話する時間は、明日に向かう希望にもなってくれるはず。シンガーソングライター折坂悠太との静かなハーモニーが響き渡る「待ち空」も収録。「いま、彼女が想うこと」が丁寧に紡がれた作品にぜひ、耳を澄ましてほしい。

中納良恵
EGO-WRAPPIN’ヴォーカリスト

1996年、中納良恵(Vo、作詞作曲)と森雅樹(G、作曲)によってEGO-WRAPPIN’結成。「色彩のブルース」や「くちばしチェリー」は、多様なジャンルを消化し、エゴ独自の世界観を築きあげた名曲として異例のロングヒットとなる。以後作品ごとに魅せる斬新な音楽性において、常に日本の音楽シーンにて注目を集め続け、2021年結成25周年を迎える。中納良恵名義によるソロアルバム『ソレイユ』(2007年)、『窓景』(2015年)の独創的な作品を2枚発表している。 6年ぶりとなる通算3枚目のアルバム『あまい』を2021年6 月30日にリリースする。

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text : Seika Yajima