Beauty

キレイの理屈 高いクオリティを誇るスキンケアが満を持してリニューアル。『&Premium』No. 91 2021年7月号「&Beauty」より / June 01, 2021

THE GINZA | HYBRID GEL OIL / MOISTURIZING LOTION / MOISTURIZING EMULSION
THE GINZA | HYBRID GEL OIL / MOISTURIZING LOTION / MOISTURIZING EMULSION
〈資生堂〉グループのプレステージスキンケアブランド〈ザ・ギンザ〉が、10年ぶりにリニューアル。奥から時計回りに、ザ・ギンザ モイスチャーライジングエマルジョン 150g ¥22,000、同 モイスチャーライジングローション 200ml ¥19,8 00、同 ハイブリッドジェルオイル 100ml ¥27,500*すべて6月1日発売(ザ・ギンザお客さま窓口 ☎︎012 0−500824)

〈ザ・ギンザ〉のスキンケアラインが10年ぶりにリニューアル。銀座にある同名のブティックの顧客ニーズに応え、開発されてから20年弱。今ある肌悩みに合わせ、シーズンごとに新製品を発売するという、一般的な化粧品のアプローチではなく、〈ザ・ギンザ〉のブティックを訪れる顧客の「ライフスタイルを上質に整えたい」という視点から、化粧品を手がけている。
 当初より、肌表面に表れる悩みは皮膚生理機能がうまく働いていないことが原因、という肌の根幹に着目した一歩先をいく着眼点で、肌トラブルを未然に防ぐというアプローチを、これまで一貫して続けてきた。そのなかで大切にしているのが、肌が受ける影響の良しあしを感知し、正しいシグナルを出す、肌の”感知力”。PM2.5などの大気汚染含め肌を取り巻く環境に著しい変化が起きているが、これらを鑑み、一人一人の感知力を大切にしながら、今回、肌タイプや状態、環境に適応するミニマルなスキンケアに進化させた。
 スキンケアの機能性の核を担うのが、イザヨイバラエキス、イチョウ葉エキスという厳選した新成分を配合した独自成分、パーセプティブコンプレックスEX™。湿度に合わせて肌の状態に寄り添ってくれるという独自機能で、外的要因による肌状態に対応するだけでなく、肌自体も抵抗力を持ち、変化していくことができる最新の処方だ。長く続くコロナ禍においては、マスクの内側は季節の変わり目に相当する湿度の変化が起きているという調査結果をもとに、マスク荒れにも対応。
 機能性はもちろん、感触や香りも重要視。スターアイテム「ザ・ギンザ ハイブリッドジェルオイル」は、難しいとされる水溶性と油溶性の成分を融合させることに成功。妥協することなく試作を繰り返した末、オイルとは思えぬほどの、とろけるような質感を実現。肌にスッとなじみ、なめらかで艶やかな肌に導く。凛としたスクエアのボトルは、銀座の街並みを思わせる美しさだ。
 香りは、銀座に実際あるリンデンの生花を分析、高度な再現技術を使ったリンデンアロマを採用。開発チームには、7万人を超える顧客のカウンセリングを行ったというメンバーも在籍。高い技術力に加え、顧客との密なコミュニケーションが、唯一無二の製品作りに反映されている。

文/久保直子
くぼ・なおこ/ウェルネス&ビューティジャーナリスト。植物療法(フィトテラピー)をツールに、ココロカラダハダケアについて独自発信。

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